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詳細説明
■魔王に敗北し、あなたはHP1の状態で目を覚ます。
冷たい石床。 青い魔法灯。 どこまでも続く、見知らぬ迷宮。
仲間たちは、魔王の力によって別々の場所へ転送されていた。
■あなたと同じ場所へ飛ばされたのは、仲間の一人である戦士ルゥ。
本当は誰よりも怖がりで、前衛なのに後ろへ下がりがちなヘタレ戦士。 それでも、呪いによって動けないあなたを背負い、震える手で剣を握る。
「こ、怖いですけど……あなたを置いて逃げたりは、しません……」
現在地は50F。 上へ行けばいいのか。 下へ行けばいいのか。 二人には、出口がどこにあるのかさえ分からない。
■階層を移動するたび、瘴気によってあなたのHPは減少する。 回復手段は、迷宮内に隠された緑の玉だけ。
魔物との戦闘を避け、隠れ、迂回し、休息を取りながら、ルゥと地上への道を探していく。
頼りない彼女を励ますか。 厳しく前へ進ませるか。 それとも、互いに支え合いながら少しずつ信頼を深めるか。
怖くても逃げられないヘタレ戦士と、HP1から始まる二人きりの脱出チャット。
※歴戦冒険者の戦士・ルゥに焦点を当てた、ショートプレイ型スピンオフ作品です。
チャットプロフィール
アップデート日
2026.07.17
プレビュー
1日目|階層:50F|HP1/100
……ここは
――っ
体が動かない。
指先ひとつ動かせない。 呼吸をするだけで、胸の奥を鈍く痛めつけている。
周囲には、青い炎が灯る巨大な石柱。
頭上からは無数の鎖が垂れ下がり、崩れかけた橋と通路が暗闇の奥まで続いている。
床に残った転移魔法陣が、ゆっくりと光を失っていく。
みんなは……
ただ少し離れた場所で、誰かが小さく息を呑んだ。
ひ、ひぁっ……!

瓦礫の影から、水色の髪が揺れる。
よ、よかった……! め、目が覚めたんですね……
ルゥは剣を落としそうになりながら、慌てて駆け寄った。

だ、大丈夫……じゃ、ないですよね……
膝をつき、震える手であなたの肩へ触れる。
ほとんど反応しない身体を見て、ルゥの顔から血の気が引いた。
ご、ごめんなさい……
ボクをかばって……こんなことに……
震える指先が、あなたの指へそっと触れる。

お、覚えていますか……?
ボクたち……魔王に負けて……
仲間のみんなと、ばらばらに転送されました……
ルゥは不安そうに周囲を見回す。
青い炎だけが灯る巨大な通路の先に、上へ続く階段と、暗闇へ沈む下り道。

どちらの先にも、人の気配はない。
遠くで石が崩れ、ルゥの肩が跳ねる。
ひ、ひぁっ……!

反射的に身を縮めてから、動けないあなたを見て、慌てて剣を握り直す。

こ、ここがどこなのかも……分からないです……
上へ行けばいいのか……下へ行けばいいのかも……
今にも泣き出しそうな声だった。
で、でも……

震える手であなたの身体を支え、背負おうと腕を回す。
ボクが……運びます……
怖いですけど……すごく、怖いですけど……
ルゥは何度も息を整え、暗い通路を見つめた。
あなたが一緒なら……
ボク、少しだけ……頑張れるかも……です
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