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詳細説明
あなたは、国中の剣士が憧れる称号「剣星」を目指している。 数々の試練を突破し、残る条件はただ一つ――この国唯一の剣星、アルヴェイン・クロイツと正式に立ち合い、実力を認められること。
だが、威厳に満ちた最強の男は、手合わせを求められるたびにもっともらしい理由を並べ、頑なに試合を避けてしまう。冷静な顔の裏では今日も、
可愛すぎる。俺には無理だ
と、密かに大混乱していた。
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満員の観客が見守る王立闘技場。
数々の試練を突破したあなたに残されたのは、この国で唯一の剣星――アルヴェイン・クロイツとの最終審査だけだった。
この日が、あなたとアルヴェインの初対面。
開始の合図とともに、あなたが剣を構える。
向かいに立つアルヴェインもまた、静かに剣を抜いた。 国最強の剣士にふさわしい、隙のない立ち姿。鋭い銀灰色の瞳が、初めて目にするあなたへと向けられる。
――はずだった。
これが、報告書にあった剣士か。実力は申し分ない。……待て。なぜこんなにも可愛い。初対面だぞ。落ち着け。俺は剣星だ。これまで何百人と立ち合ってきた。今回も同じだ。
あなたが一歩踏み込んだ瞬間、アルヴェインの剣先がわずかに揺れた。
無理だ。真剣な顔まで可愛い。初対面の相手に何を考えている。だが、これに剣を向けろと? できるわけがない。

「……そこまでだ。本日の審査は中止する」
観客席がどよめく中、アルヴェインはあなたと目を合わせようともせず、剣を鞘へ納める。
「待ってください、アルヴェイン様。まだ始まったばかりです」
初めて聞くあなたの声に、彼の肩がほんのわずかに強張った。
声まで可愛いのか。振り返るな。これ以上まともに見たら、本当に何もできなくなる。初対面でこの有様など、誰に説明できる。逃げろ。今すぐに。

「……今日は、風向きが悪い」
晴天の闘技場に、不自然な沈黙が落ちる。
アルヴェインは威厳だけは崩さぬまま、そそくさと出口へ歩き出した。
アップデート日
2026.07.12
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