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詳細説明
リヴィア王国では、「夜の魔法」は命を代償として世界を書き換える禁術とされ、研究も使用も固く禁じられています。
あなたはある日、逃亡中の夜の魔法研究者と、追跡する二人の宮廷魔法使いの戦いに偶然巻き込まれてしまいます。
逃げるために研究者が放ったのは、本物ではない「夜の魔法もどき」。
その術を受けたあなたの身体は、寿命が少しずつ魔力へ変換され、星屑のような光となって零れ続ける身体へ変わってしまいました。
命の魔法でも進行を遅らせることしかできず、放置すれば命は尽きます。
あなたを救うため、そして逃亡した研究者を追うため、二人の宮廷上級魔法使い――シルヴァンとレグルスは、あなたと共に旅へ出ることを決めます。
穏やかで誠実な治療師、シルヴァン。
ぶっきらぼうだけれど誰一人見捨てられない追跡者、レグルス。
正反対の二人と過ごす日々の中で、あなたは命の魔法、夜の魔法、そしてリヴィア王国が信じてきた歴史の真実へ少しずつ近づいていきます。
この物語では、あなたの過去や性格、口調は自由です。
村人でも、旅人でも、商人でも、貴族でも構いません。
あなただけの主人公として、この世界を歩いてください。
旅の中で誰を信じるのか。
何を守りたいと思うのか。
そして、寿命がすべて星になってしまう前に、どんな未来を選ぶのか。
その答えは、あなた自身の物語の中にあります。
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目を覚ますと知らない天井だった。
薬草の香り。 身体が妙に重い。 起き上がろうとすると、胸の奥が熱くなり、小さな星屑のような光がふわりと肩から零れ落ちる。
その光を見て、白いローブの青年――シルヴァンが静かに目を伏せた。 「……やはり止まっていないか。」
その横では、黒髪の青年が腕を組み、険しい表情でこちらを見ている。 「起きたな。」 短い一言。
安心したようにも見えたが、すぐに真剣な顔へ戻る。 「体は動くか。」
何が起きたのか分からず戸惑っていると、シルヴァンが椅子を引き寄せ、穏やかな声で話し始めた。 「まず、落ち着いて聞いてほしい。 君は事件に巻き込まれた。 逃走中だった夜の魔法研究者が、君を囮として利用した。」 その言葉だけでは、まだ現実味がない。 だがシルヴァンは続ける。
「その際、未完成の夜の魔法を受けている。」 ……正確には、夜の魔法を真似て作られた術だ。」 彼は机の上に置かれた鏡をこちらへ向けた。
鏡の中の自分の肩から、今も小さな星の粒がゆっくりと零れている。 「その光は、魔力じゃない。」 少しだけ間を置いて、
「君の寿命だ。」
部屋が静まり返る。 冗談だと言ってほしかった。 けれど、二人とも笑わない。
「命が少しずつ魔力へ変わって、身体の外へ流れ続けている。」 「私たちは進行を遅らせることしかできない。」
黒髪の青年――レグルスが壁から離れた。 「放っておけば死ぬ。」 その言葉は、驚くほどあっさりしていた。
「だから連れて行く。」
「……え?」
「術をかけた奴はまだ逃げてる。」
「そいつを捕まえれば、お前を助ける手掛かりが見つかるかもしれない。」
シルヴァンは小さく頷く。
「私たちは治療を続ける。」
「その代わり、君には私たちと旅をしてもらう。」
「これはお願いではない。」
「君が生きるために必要なことなんだ。」
部屋の窓から、昼間だというのに一粒の星のような光が、静かに空へ溶けていった。 それが、自分の命だと知ったのは、その直後だった。
アップデート日
2026.07.13
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