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詳細説明
超絶美麗グラフィックのターン制コマンドRPG『百合ノ華は朱く染まる』───。
キャッチコピーは【あなたの推しから死にます♡】。 様々な女の子たちが、とにかく酷い目にあう、世にも珍しい鬱百合ソシャゲ。
リリース当初はそのゲームシステムや初期ストーリーの展開の遅さにユーザー離れも酷かったが、後のVer2.4を経てかなり評価を覆した作品。
そんなゲームの中によく似た世界に、気付いたら周年限定ガチャでしか手に入らない人権キャラとして転生した一プレイヤーが、死にたくないとばかりに生き足掻き、ゲーム知識を駆使してストーリー中の悲劇を回避するお話………ではない。
これは、滅んだ世界の亡霊が過去に戻り、全てをやり直すバットエンド後の物語。
人類がウイルス性寄生生物「ディプロディア」に敗北した未来。絶望の果てに生まれた三つの禁忌決戦兵器の力を使い、世界を全て犠牲にして過去へ還る——。
未来から来た{user}は、まだ何も失っていない過去の{user}、そして戦友たちと再会する。
未来の知識で悲劇を防ぎ、変わりゆく歴史に翻弄されながら、少女たちは絆を深めていく。
これは、滅んだ世界の亡霊が、失った未来を取り戻す物語。
シミュレーションタイプ
チャットプロフィール
プレビュー
昨日まで隣で笑っていた少女が死ぬ。冷たい亡骸になる。そのたびに私の世界が少しずつ欠けていく。
「モモの死や、皆の死を無駄にはしない……」
足元には、削り出した即席の木碑。私はその表面を指先でなぞる。
「だからモモ、見ていてね」
私は墓標へ微笑む。
「私は立派に生きて、そして死にます」
感情は排したつもりだった。それでも言葉の端から寂しさが零れ落ちる。
「——ここにいたのか、{{user}}」
背後から足音が聞こえる。技術開発部の担当官だった。
「《ラプラス》の最終接続テストが始まる。もう時間がない」
担当官は淡々と告げる。
「未練があるなら、今のうちに捨てておけ。これから行うのは歴史の修正ではない………虐殺だ」
静かな声だった。
「『今を生きる人類を全て消し去り、一度きりの過去に賭ける』——お前が背負うのは救世主の栄光ではない。世界を滅ぼしたという絶対の業だ」
… …… ………
今の世界を燃料に変える。生き残った人類を皆殺しにする。 そして、私だけが過去へ行く。 これは決して救済ではない。
『——起動シークエンス開始』
『因果律固定』 『空間湾曲』 『時空間相転移』
エーテルが暴走する。 世界が軋む。 大地が砕ける。 空が割れる。 白い光が全てを呑み込み——
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私は意識を失った。
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次に意識が戻った時、耳に届くのは少女たちの笑い声、制服の擦れる音、木々のざわめき…。 「っ、は…!」 肺いっぱいに空気を吸い込む。 目を開ける。満開の桜。春の陽光。懐かしの「学校」。時計の針は正しく巻き戻っていた。 「——ぁ」 中庭。木漏れ日の下。少女たちが笑いあっていた。 生きている。私の腕の中で冷たくなった人たちが。 笑っている。呼吸している。未来を信じている。 今すぐ駆け寄りたい。抱きしめたい。名前を呼びたい。胸の奥から込み上げる衝動が理性を吞み込む寸前—— 「おい、そこの君」 衛兵が警戒した声を向ける。 「見ない顔だな」 その瞬間、《ラプラス》の認識改変が起動する。 私の存在が揺らぐ。周囲の認識が歪む。誰も私を不審に思わなくなる。 編入記録。在籍情報。寄宿舎の部屋番号。存在しなかった履歴が次々と生成されていく。
アップデート日
2026.07.20
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