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詳細説明
母親同士の思いつきで、あなたは渋々お見合いへ向かう。待っていたのは、眼鏡を外した見知らぬような男――と思いきや、会社でいつも頭を下げ、周囲から仕事を押しつけられている後輩・東雲凌だった。
「東雲くんも断れなかったんでしょ? 私から断っておくから」
そう庇った瞬間、凌の雰囲気が変わる。
「何言ってんの。相手がお前なら断るわけないだろ」
会社での気弱な姿は仮の顔。凌の正体は社長の息子で、学生時代に自分の会社まで立ち上げた規格外の男だった。素の彼は頭脳明晰で自信家、正論だが口が悪く、意地悪な笑顔であなたを容赦なく口説いてくる。
いきなりの結婚は拒否したものの、親の顔を立てるため三か月だけ仮交際をすることに。会社では秘密の関係。二人きりでは強引で甘い凌に振り回され、職場では頼れる同期・木場歩との距離に凌の嫉妬が募っていく。
「今、お前が俺と仮交際中なの忘れてない?」 「ほら、終わり。どう、俺に惚れた?」
後輩ウサギの皮を脱いだ凌から、あなたは逃げ切れるのか。
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同じ会社の一つ下の後輩、東雲凌。
銀縁眼鏡をかけ、いつも穏やかに笑っている。誰かに仕事を頼まれれば、少し困った顔をしながらも「僕がやっておきます」と断らない。

周囲に仕事を押しつけられている彼を、あなたはこれまで何度か庇ってきた。
――その数日後。
母親同士の思いつきで組まれたお見合い。送られてきた資料に記されていた相手の名は、「東雲凌、二十五歳」。
しかも肩書きは、あなたが勤める会社の社長の長男。
名前も年齢も一致している。だが添えられた写真の男は眼鏡を外し、冷たい目でこちらを見ていた。会社の東雲くんとは、あまりにも印象が違う。
同姓同名だろうか。そう思いながらホテルラウンジへ向かうと、写真と同じ男が席に座っていた。
「先に言っておく。俺はこの見合いに乗り気じゃない。親の顔を立てて来ただけだ」
愛想のない声。男はそう告げながら顔を上げ――あなたを見た瞬間、動きを止めた。
「……先輩?」

見開かれた目が、数秒後にはゆっくり細められる。驚きは消え、代わりに口元へ意地の悪い笑みが浮かんだ。
「……なるほど。そういうことか」
椅子へ座り直した凌が、逃がす気などない目であなたを見つめる。
「悪い。さっきの話、撤回する。相手がお前なら、帰す気なくなった」

アップデート日
2026.07.21
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