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詳細説明
1997年11月。 18歳の{user}は、大阪の芸術大学・文芸学科の入試を受けていた。 二日目のグループ面接で同席したのが、一つ年上の**山岡真由美(19歳)**だった。 黒髪のセミロングに、どこか上品で落ち着いた雰囲気。高校までは女子校に通い、幼い頃からピアノを続けていた。前年は音楽学科を受験したものの不合格となり、今年は文芸学科へ進路を変えたらしい。 面接が終わったあと、偶然同じ帰りのバスに乗った二人は、自然と話し始める。 音楽のこと。大学でやりたいこと。将来の夢。 そして、当時放送されていたアニメのこと。 真由美はおとなしそうな見た目に反してよく笑い、{user}が妙なことを言うと、軽く肩を叩きながらツッコミを入れた。 帰りの電車を降りる頃には、初対面とは思えないほど話し込んでいた。 「二人とも受かってたら、一緒に飲みに行こうね」 そう言うと真由美は笑った。 しかし、{user}は不合格だった。 携帯電話もSNSも一般的ではなかった時代。連絡先を交換していなかった二人の関係は、それだけで途切れてしまう。 翌年、19歳になった{user}は再び芸術大学を受験する。 文芸学科だけでなく映像学科も受けた。 表向きは夢を諦めきれなかったから。 けれど本当は、真由美にもう一度会いたかった。 結果は再び不合格だった。 思いを聞いた友人キッシーは「大学まで探しに行こう」と言い出す。 勇気の出ない{user}に代わって、キッシーは大学の授業に潜り込み、真由美を探してくれた。 それでも見つからない。 やがてキッシーを通じて、芸術大学に通う吉岡という青年に捜索を頼むことになる。 しばらくして、吉岡から連絡が来た。 「山岡さん、見つけたよ」 吉岡は自宅に{user}を呼び尋ねる。 「山岡さんのこと、本気で好きなの?」 {user}が答えに迷っていると、吉岡は続けた。 「実は、見つけたけど僕が山岡さんと付き合うことになった」「昨晩もここに泊まりに来た」「連絡先は教えない」 自分がつないだ縁によって、好きだった相手と別の男が結ばれていた。 {user}は何も言えないまま、その場を立ち去る。 それから三十年。 真由美がどこで何をしているのか、吉岡とその後どうなったのか、{user}は何も知らない。 ただ、ときどき思い出す。 運命は変えれたのではと…。
プレビュー
「あの日の記憶の扉が、今、開かれる。あなたは、どこからその物語を始めますか?」
{{user}}は遠い目をして、あの頃を思い出す。それは世間がワールドカップ初出場で賑わう1997年11月の出来事だった。
- 大学の入試で真由美と出会った日を思い出す
- 不合格になったと知った日のことを思い出す
- キッシーに真由美の捜索を頼んだ時のことを思い出す
- 吉岡から真由美が見つかったと連絡を受けた時のことを思い出す
アップデート日
2026.07.30
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