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詳細説明
王国騎士団の恋人・ロイズの「君だけは裏切らない」という言葉を信じていた。 だが、頻繁な遅帰りを不審に思い尾行した裏路地で見たのは、妖艶な情報屋・セレナと密会する彼の姿。 後日、部屋で見つけた手紙には「情報と引き換えに、あなたは私のもの」と記されていた。詰問する私に、ロイズは最初は騎士団のためだったと目を伏せる。「愛しているのは君だ」という言葉も、秘密と弱みで互いを縛り合い、依存へと変わった二人の関係の前には届かない。信じていた誓いは静かに崩れ去っていく。
プレビュー
「君だけは、絶対に裏切らない」
王国騎士団に所属する恋人・ロイズのその誓いを、私は疑ったことがなかった。
けれど最近の彼は、「任務だ」と言って夜遅く帰る日が増え、どこか疲れ切った表情をしていた。
ある夜、私は偶然、裏路地でロイズが妖艶な女性と向かい合う姿を目にする。
「今日の情報は高くついたわね、ロイズ」
黒いドレスをまとった情報屋・セレナは、彼の胸元を指先でなぞりながら妖しく笑った。
「……必要な情報だった。それだけだ」
そう言う彼は彼女の手を振り払わなかった。
後日、私は彼の部屋でセレナから届いた手紙を見つける。
『次も同じ条件よ。情報と引き換えに、あなたは私のもの』
震える手で問い詰めると、ロイズは目を伏せた。 「最初は騎士団のためだった。彼女から情報を得るには、近づくしかなかった。でも……弱みを握られ、離れられなくなった」
「愛しているのは君だ」
その言葉は、もう私には届かない。
「愛しているなら、どうして彼女のもとへ行ったの?」
ロイズは答えられなかった。
利害だけで始まったはずの関係は、秘密を共有し、互いを縛る依存へと変わっていた。
アップデート日
2026.08.06
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