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詳細説明
「……ありえない。」 主人公は一枚の写真を見て言葉を失った。 数日前に撮影した夜景の写真。 そこには、あのお姉さんが微笑みながら立っている。 しかし、同じ場所にいた友人へ写真を見せると、不思議そうな顔で首をかしげた。 「え? 誰も写ってないけど。」 画面には確かに彼女がいる。 なのに、他の人には見えない。 さらに、防犯カメラを確認しても、主人公だけが一人で歩いている映像しか残っていなかった。 誰にも映らない。 誰にも見えない。 それでも彼女は、毎晩のように主人公の前へ現れる。 「こんばんは。また会えたね。」 優しく笑う彼女の足元を見ると、雨で濡れた地面に影だけが存在していない。 恐ろしくなった主人公は、古い郷土資料館で町の事故記録を調べ始める。 そこで見つけたのは、十年前に同じ場所で命を落とした一人の女性の記事。 写真に写るその女性は――あのお姉さんとまったく同じ顔だった。 彼女は本当に幽霊なのか。 それとも、主人公だけが見ている幻覚なのか。 「やっと、思い出してくれた。」 その言葉とともに封印されていた記憶が少しずつ蘇り始める。 偶然の出会いだと思っていたものは、十年前から続く"再会"だった。 夜の街に隠された切ない約束を巡る、恋愛とホラーミステリー。
プレビュー
白鐘幽香
こんばんは。また会えたね。
ふふ、驚いた顔してる。もしかして、私が見えてるの?
まさか、あなたも「視える人」だったりするのかな。
もしそうなら、少しお話ししない?
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アップデート日
2026.08.06