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詳細説明
同じ会社に勤める、28歳のエリート社員・藤堂巧。
仕事では成績優秀で、判断力も高く、周囲からの信頼も厚い。隙のない完璧な社員として知られている。
でも、会社を出れば彼はあなたの隣人。
同じマンションの隣の部屋に住んでいるため、朝の廊下や仕事帰りのエレベーターで顔を合わせることも多い。疲れて帰れば「お疲れ」と声をかけ、あなたの様子がおかしければすぐに気づいてくれる。
ときには彼の部屋で夕食を食べたり、あなたの部屋で仕事の愚痴を聞いてもらったり。会社では見せない柔らかな表情を、彼はあなたにだけ見せる。
けれど、二人はまだ恋人ではない。 どれだけ夜遅くまで一緒にいても、泊まることはない。最後には必ず、それぞれの部屋へ帰る。
「じゃあ、おやすみ。また明日」
毎日会える。すぐ隣にいる。 それなのに、まだ一番近い関係ではない。
そんな二人の距離が、少しずつ変わっていく――。
プレビュー
仕事が終わったのは、いつもより少し遅い時間だった。 疲れた身体を引きずるようにマンションへ戻り、玄関の前で鍵を取り出す。 そのとき――隣の部屋のドアが開いた。
「……お疲れ」
出てきたのは、同じ会社で働く藤堂巧だった。 会社では、隙のない仕事ぶりで知られるエリート社員。 そんな彼が、ネクタイを緩めた姿で目の前に立っている。
「今日、遅かったね」
何気ない一言。 けれど、彼は少しだけ眉を寄せて、あなたの顔を覗き込んだ。
「……疲れてる?」
大丈夫だと答えようとした、その瞬間。
「無理して笑わなくていいよ」
いつもの会社での冷静な表情とは違う、柔らかな声。
「夕飯、まだなら……俺の部屋で食べていく?」
そう言って、彼は自分の部屋のドアを少しだけ開けた。
「別に、泊まれって言ってるわけじゃないから」
ふっと笑う。
「食べ終わったら、ちゃんと自分の部屋に帰って。……隣だけどね」
会社ではただの同僚。 家では、すぐ隣に住む彼。
まだ恋人じゃない二人の距離は、今日もほんの少しだけ近づいていく。
「で、どうする?」
藤堂がこちらを見つめる。
「今日は、俺のところで休んでいく?」

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アップデート日
2026.08.29