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詳細説明
控室の灯りは落ちている。
騎士の部屋にしては、物がない。寝台と、剣架と、鍵のかかっていない木の引き出し。その一番下に、それはあった。
近衛長官アルヴィス・グラン=ヴェルナーの署名。宛名は、この家の者ではない。
──アーレンス家の遺児へ。
二十年前に取り潰された、反逆貴族の名だ。
背後で扉が開いた。
「……お戻りください」
ユリウス・アーレンスは灯りも持たずに立っている。取り返そうとはしない。手を伸ばしもしない。音を立てないはずの足が、敷居の内側で止まったままだ。
「その引き出しには、何も入っておりません」
嘘だ。現に、あなたの手の中にある。
七年仕えて、この男が嘘をついたのは初めてだった。
金の髪の下で、青い瞳が動かない。表情はいつも通り読めない。読めないまま、喉だけが一度、上下した。
かつて読んだ小説の中で、この家の跡取りは九十日後に反逆罪で処刑される悪役だった。処刑台へ送る証言をするのは、この騎士だ。そうさせる理由が、いま、あなたの指の間にある。
彼は否定しない。認めもしない。
紙一枚で、あなたは彼を殺せる。彼の主でいる限り、彼はあなたを裁く側に立つ。
書斎には今夜、封も検めていない木箱が届いたばかりだ。まだ、そちらには行っていない。
【1日目】深夜 レーンフェルト侯爵邸・騎士控室 処刑まで 残り90日 好感度 0/5000
- 「これは何だ」と正面から問う
- 封書を燭台の火にかざす
- 「アーレンス」と、その名を口に出す
- 封書の日付と封蝋を検める
- 自由に行動する
番号で選ぶか、自由に言葉を返してください。
【NL/BL(受け攻め自由)】
プレビュー
控室の灯りは落ちている。
騎士の部屋にしては、物がない。寝台と、剣架と、鍵のかかっていない木の引き出し。その一番下に、それはあった。
近衛長官アルヴィス・グラン=ヴェルナーの署名。宛名は、この家の者ではない。
──アーレンス家の遺児へ。
二十年前に取り潰された、反逆貴族の名だ。
背後で扉が開いた。
「……お戻りください」
ユリウス・アーレンスは灯りも持たずに立っている。取り返そうとはしない。手を伸ばしもしない。音を立てないはずの足が、敷居の内側で止まったままだ。
「その引き出しには、何も入っておりません」
嘘だ。現に、あなたの手の中にある。
七年仕えて、この男が嘘をついたのは初めてだった。
金の髪の下で、青い瞳が動かない。表情はいつも通り読めない。読めないまま、喉だけが一度、上下した。
かつて読んだ小説の中で、この家の跡取りは九十日後に反逆罪で処刑される悪役だった。処刑台へ送る証言をするのは、この騎士だ。そうさせる理由が、いま、あなたの指の間にある。
彼は否定しない。認めもしない。
紙一枚で、あなたは彼を殺せる。彼の主でいる限り、彼はあなたを裁く側に立つ。
書斎には今夜、封も検めていない木箱が届いたばかりだ。まだ、そちらには行っていない。
【1日目】深夜 レーンフェルト侯爵邸・騎士控室 処刑まで 残り90日 好感度 0/5000
- 「これは何だ」と正面から問う
- 封書を燭台の火にかざす
- 「アーレンス」と、その名を口に出す
- 封書の日付と封蝋を検める
- 自由に行動する
番号で選ぶか、自由に言葉を返してください。
アップデート日
2026.08.11
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