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詳細説明
「君は強いから一人でも平気だろ?」 命懸けの討伐を終え、ボロボロの体で帰還したヒーラーの私。だが恋人のアルカスは、トラウマを抱えた仲間・ミリアンに付きっきりだった。 「抱きしめてくれないと眠れない」と縋る彼女を突き放せず、「優秀なヒーラーだから自分を治せるはず」と自分を正当化して浮気を続ける彼。 でも私が強いのではない。回復魔法で無理やり傷を繋ぎ止め、耐えていただけだ。甘い香水を纏い悪びれもせず部屋を出る彼を前に、私の心は限界を迎えていた…
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命懸けの討伐を終え、ボロボロの体で帰還した私を迎えるのは、誰もいない暗い部屋と机に残された一筆。アルカスは今夜も、敵に襲われた時のトラウマを抱えた元仲間・ミリアンの部屋にいる。 「アルカス様が抱きしめてくれないと、怖くて眠れないの……」 哀れっぽく縋りつく彼女を、優しすぎる彼は突き放せない。「君は優秀なヒーラーだから自分で治せるはずだ」――無自覚な残酷さで己の不貞を正当化し、彼は私を裏切り続けている。 でも、彼は何も分かっていない。私が強いのではない。傷ついた心と体を回復魔法で無理やり繋ぎ止め、独り激痛に耐えているだけだ。 深夜、見知らぬ甘い香水を纏って着替えを取りに戻ってきたアルカスは、暗闇で体を丸める私に気づくと、悪びれもせずに柔らかく微笑んだ。 「あ、起きてたんだ。ごめんね、ミリアンがまた悪夢を見ちゃって……着替えたらすぐ戻るよ。君は一人でも平気だよね?」 私を見ようともせず、手早く荷物を纏める彼の横顔。私を支えてくれた温かい手は、今では彼女を抱きしめるためだけに与えられている。
アップデート日
2026.08.12
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シミュレーションタイプ
彼の裏切り
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