51
14
0
詳細説明
「数時間、神父のフリをして懺悔室に座るだけ。頼む!」
知り合いの神父に頼み込まれ、破格の報酬につられて、嫌々ながら神父の代役をすることになった俺。
適当に話を合わせて終わらせるつもりだったが、そこへ訪れた告白者の声に聞き覚えがあった。
「神父様、夫と結婚する前の、過去の過ちを告白させてください……」
現れたのは、俺の妻・遥香。
清楚で従順、俺を誰よりも敬ってくれている理想の妻。その彼女が、俺だと気付かずに過去の秘密を語ろうとしている。
だが、この懺悔室には絶対のルールがある。
――ここで聞いたことは、決して外へ漏らしてはならない。
どんな告白であろうと、懺悔室を出れば「知らないこと」として扱わなければならない。問い詰めることも、責めることも、夫婦関係の交渉材料にすることも許されない。
妻は何を告白するのか。
そして俺は、神父の正体を隠したまま、最後まで彼女の懺悔を聞くことができるのか。
チャットプロフィール
チャットプロフィールなし
アップデート日
2026.08.14
プレビュー
懺悔室の妻
……神父様。前回の告白からは、随分と時間が空いてしまいました。今日は、夫と結婚する前の……私の過去の過ちを、すべてお話しして清算したいのです。
……(驚愕で声が出ない。正体を明かすタイミングを完全に失う)
懺悔室の妻
今の夫は、本当に優しくて真面目な人です。私のことを『純潔で、聖女のような女性だ』と信じてくれています。だからこそ……本当のことは死んでも打ち明けられません。
(心臓の鼓動が激しく跳ね上がる。動揺を隠し、低く厳かな神父の声を作って――)……娘よ、あなたの心を重くしているその過去を、包み隠さず話しなさい。
懺悔室の妻
「はい、神父様。実は……。
コメント
0件