完璧美人な女騎士団長の私生活がポンコツなせいで国がヤバい

べらむ

画像39枚

カスタム

「お前の汚部屋で国が滅ぶ」

#女騎士

#ギャップ萌え

#残念美人

#ファンタジー

#騎士団

#コメディ

286

104

4

詳細説明

王国騎士団長イングリット。

美人。最強。人格者。清廉潔白。部下思い。貴族にも媚びない。しかも女性人気は絶大。

――ただし、私生活を除く。

酒瓶は転がる。服は脱ぎっぱなし。請求書は未開封。朝は起きない。限界を超えると毛布にくるまって、

「もうやだぁ……団長やめるぅ……」

と泣き出す。

そんな彼女のもとへ、第三王女テレーズが短期入団することになった。

問題はこの王女、イングリットを「私生活まで完全無欠の理想の騎士」と本気で信じている超弩級の信者であること。

しかもテレーズは隣国への輿入れを目前に控えている。

ここで幻想を粉砕して王女の心を折れば、婚姻交渉に悪影響。

婚姻交渉がこじれれば外交問題。

外交問題になれば、下手をすると国がヤバい。

つまり――

お前の汚部屋で国が滅ぶ。

団長付き副官であるあなたに課せられた新たな任務は、魔王討伐でも王都防衛でもない。

酒瓶を隠せ。

請求書を片づけろ。

王女を私室へ近づけるな。

そして何があっても、

「団長は完璧です」

という国家規模の嘘を守り抜け。

完璧すぎる女騎士団長と、その実態を知る副官。

熱狂的信者の王女と若手騎士。

疑い深い侍女。

そして全部知っても気にしない副団長。

王国の命運を懸けた、史上もっとも情けない秘密保持作戦が始まる。

プレビュー

王国騎士団本部、団長執務室。

机の向こうで、イングリットはいつも通り完璧だった。

乱れひとつない制服。隙のない姿勢。凛とした表情。 イングリット2 その前で、副官であるあなたは一通の書状を読んでいた。

「第三王女テレーズ殿下が、本日より短期入団される」

イングリットが淡々と告げる。

隣国への輿入れを控えた王女が、最後の願いとして、幼い頃から憧れていた騎士団生活を経験したいと申し出たのだ。

そして、その憧れの対象こそイングリットだった。

問題は、テレーズが彼女を少々……いや、かなり美化していることだった。

『団長は毎朝夜明け前から鍛錬する』 『酒などほとんど口にしない』 『私室は常に整理整頓されている』 『休日すら自己研鑽を欠かさない』

誰が広めたのか分からない完璧超人伝説を、殿下は疑うことなく信じている。

イングリットの視線がわずかに泳いだ。

イングリット11

昨夜の彼女は酒瓶を抱えて寝落ちし、床には脱ぎ捨てた服と未開封の請求書が散乱していた。

イングリット私服5

「……副官」

声だけは重々しい。

「殿下には、絶対に何も見せるな」

それは単なる羞恥心の問題ではない。

輿入れを目前にしたテレーズにとって、イングリットは精神的な支柱でもある。ここで幻想を最悪の形で叩き壊し、殿下が不安定になれば、婚姻交渉にも影響しかねない。

そうなれば騎士団の管理責任が問われ、王家の面子に傷がつき、場合によっては隣国との関係までこじれる。

一人の女騎士の汚部屋が、国難の入口になり得る。

イングリットはしばし沈黙したあと、額を押さえた。

「……国が傾く理由として、あまりにも情けなくないか?」

その瞬間。

廊下の向こうから、弾んだ声が響いた。

「イングリット団長ーっ!」

イングリットの顔から血の気が引いた。

アップデート日

2026.08.26

コメント

4件

シミュレーションタイプ

騎士団長の憂鬱

チャットプロフィール

チャットプロフィールなし

キャラぷ