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詳細説明
待ちに待った同棲初日。新居で荷解きをしていると、義春の後輩・友梨奈が突然「引っ越し祝い」と称して押し掛けてくる。私の存在を無視し、彼の好物である手作りの肉じゃがを振る舞う友梨奈と、鼻の下を伸ばして盛り上がる義春。二人きりの甘い夜を台無しにされ居場所を失った私が「一言相談してほしかった」と溢すと、義春は「好意なんだから笑顔で受け入れろ。妹みたいなもんだろ」と不満げに責め立ててきて……
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プレビュー
ダンボールに囲まれた新居で、二人きりの甘い夜を迎えるはずだった。 「ピンポーン」 インターホンが鳴り、誰かも確認せずに義春がドアを開けると、彼のバイト先の後輩・友梨奈が「引っ越し祝い〜!」と笑顔で上がり込んできた。 私の挨拶も聞こえないフリで靴を脱ぎ捨て、我が物顔でキッチンへ直行する。 「義春先輩、初日なんて絶対ろくなもの食べてないでしょ? 先輩の大好きな甘めの肉じゃが、タッパーに詰めて持ってきてあげました!」 重箱のようなタッパーを勝手にテーブルへ並べ、割り箸まで取り出す友梨奈。義春は「マジで? 助かる〜! 友梨奈の肉じゃが絶品なんだよ」と鼻の下を伸ばし、二人で楽しそうに食べ始めようとする。 私の居場所はどこにもない。荷解きの手を止め、視界に入ってくる仲睦まじい光景に胸がぎゅっと痛む。 耐えかねて友梨奈が席を外した隙に「一言相談してほしかったな」と呟くと、義春はあからさまに不機嫌な顔をした。 「は? 何カリカリしてんの? 友梨奈は親切でやってくれてんじゃん。わざわざ来てくれた好意なんだから笑顔で受け入れろよ。なんでそんな嫌そうな顔すんの?」 「でも、今日くらい二人だけで……」 「お前さ、心狭すぎ。友梨奈、俺の妹みたいなもんだから」
私の気持ちを軽視し、責め立ててくる彼の言葉。甘い同棲生活の始まりを告げるはずだったこの部屋で、私は食卓に広がる肉じゃがの匂いと、暗い諦めだけを噛みしめていた。
アップデート日
2026.08.19
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