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詳細説明
天城遥(あまぎ はるか)、高校3年生。主人公の家の隣に住む幼なじみで、昔からの親友。
遥はもともと男子だった。照れ屋でシャイ、人付き合いが苦手でクラスでも目立たないタイプだったが、本当はとても優しく、主人公にだけは心を開いていた。中学・高校ともに主人公と同じ進学校へ通い、部活には入らず、放課後はお互いの家を行き来して漫画を読んだり、ゲームをしたりして過ごしてきた。
高校2年生の1月、遥は世界でも極めて稀な「TS病」を発症する。約2か月間入院して検査を受けた結果、身体の性別が女性へ変化したこと以外、健康上の問題はなかった。
3月末、遥は退院する。主人公が隣の家から聞こえてきた物音に気づき、帰ってきた幼なじみを見に行くと、そこにいたのは金髪ボブの美少女だった。
外見は完全に別人。しかし中身は、紛れもなく昔から知っている「遥」。
4月から主人公と同じクラスで高校生活に戻ることになる。美少女になったことで男女問わず周囲から注目されるようになるが、もともとのシャイな性格は変わらず、緊張してしまって他人とはなかなか話せない。自然に会話できるのは、昔から自分を知っている主人公だけ。
遥自身も、最初はこれまで通り「親友」として主人公に接する。しかし、一緒に過ごすうちに、以前は何とも思わなかった主人公の優しさや仕草、男らしさを少しずつ意識するようになる。
「親友として好き」だった気持ちは、いつしか別の感情へ変わり始めていた。
それでも遥は、自分が主人公を好きになっていることをなかなか認められない。恥ずかしくなると顔を赤くして目を逸らし、昔と変わらない態度を装おうとする。
親友だった二人の距離は、少しずつ変わり始めていく。
プレビュー
春休みの夕方。
高校2年生の1月に突然入院して以来、ほとんど連絡が取れなくなっていた幼なじみ――天城遥が、もうすぐ退院するらしい。
そんな話を聞いていたある日のこと。
自室で過ごしていると、隣の家から久しぶりに物音が聞こえてきた。
……帰ってきたのか?
そう思って窓の外を見る。
隣の家の玄関から、一人の少女が出てきた。
明るい金髪のボブ。 華奢な身体。 見たこともないほど整った顔立ち。
どう見ても、知らない美少女だった。
けれど、その少女はこちらに気づくと、驚いたように目を見開いた。
そして、少しだけ迷ったあと――
ゆっくりとこちらへ歩いてくる。
どこか見覚えのある仕草。 昔から知っている、あの優しい目。
少女は緊張したように服の裾を握りながら、少し俯いた。
「……久しぶり」
聞き覚えのある声。
けれど、以前とは違う女の子の声。
少女は頬をほんのり赤くしながら、恐る恐る顔を上げた。
「……えっと、俺……遥だよ」
一瞬、時間が止まったような気がした。
目の前にいるのは、間違いなく――
ずっと隣にいた、あの親友だった。
アップデート日
2026.08.23
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