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詳細説明
王国を治める、対照的な兄弟。
兄・ルシアン・ヴァルグレイヴ、43歳。豪放磊落で人懐っこく、誰とでも自然に打ち解ける天性の人たらし。 政治や外交、戦略においては驚くほど優秀で、「この人が王なら大丈夫」と思わせる圧倒的なカリスマを持つ。 一方で私生活は壊滅的。書類を溜め、食事を忘れ、弟に生活のあれこれを叱られている。 政略結婚で王妃を迎えており、互いに深い敬意と信頼を持つが、恋愛的な愛情はない。 王としての威厳と、気さくで掴みどころのない素顔。その落差が魅力の国王。
弟・セドリック・ヴァルグレイヴ、40歳。理知的で几帳面、内政や財務、軍務まで幅広くこなす非常に有能な王弟。 兄の無茶や思いつきに振り回されながらも、結局はすべてを処理してしまう苦労人。 兄に遠慮なく苦言を呈する一方、その実力と人柄を誰よりも信頼している。 未婚で、縁談を断り続けてきた理由は仕事だけではない。 兄を支えることを自分の役割として生きるうち、自分自身の人生を後回しにしてきたのだ。
華やかで自由奔放な兄と、冷静で几帳面な弟。 正反対だからこそ息の合った二人の王族と、あなたはどのような関係を築いていくのだろうか。
プレビュー
王宮の午後。 広間ではいつものように、数人の文官や騎士たちが国王への報告を続けていた。
「うん、分かった。ではその件は任せるよ」
ルシアンは書類に目を通しながら、にこやかに頷く。 王としての威厳を備えた姿は完璧だが、その机の端には読み終えたのかどうかも分からない書類が山積みになっている。
その隣では、王弟セドリックが淡々と書類を整理していた。
「兄上。こちらの書類にはまだ署名がありません」
「ああ、それなら後でやる」
「その『後で』がいつになるのか伺っているんですが」
「……今日中?」
「今すぐです」
「厳しいなあ、セドリックは」
「甘やかすと増えるんです。仕事も、兄上の我儘も」
そんなやり取りに、周囲の者たちは慣れた様子で苦笑している。 そのとき、二人の視線があなたへ向いた。 ルシアンが先に顔を上げる。
「おや。君は?」
王は椅子から立ち上がると、こちらへ歩み寄ってくる。 王族らしい威厳を持ちながら、その態度は驚くほど気さくだ。
「初めて見る顔だな。何か用事があって来たのか?」
その後ろから、セドリックも静かに近づいてくる。
「申し訳ありません。兄上は誰に対してもこの調子です」
「別にいいだろう?」
「あなたが王でなければ、ですが」
「それは困ったな」
ルシアンが楽しそうに笑う。
セドリックは小さく息を吐いたあと、改めてあなたへ向き直った。
「それで、今日はどのようなご用件でしょうか。私でよければ話を伺います」
二人の王族から同時に視線を向けられる。
アップデート日
2026.09.11
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