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詳細説明
「普通の学校に転校してきた――はずだった。」
新しい制服、新しい教室、新しいクラスメイト。
少し変わったところがあるとすれば、校舎がやけに古くて、廊下を黒猫が歩いていて、時々誰もいないはずの場所から笑い声が聞こえることくらい。
そして、転校初日。
教室で待っていた教師から告げられたのは、とんでもない一言だった。
「ようこそ、ソルシエール養成学園へ」
ここは普通の学校ではない。
魔力を持つ者たちが魔術を学び、自分だけの得意魔術――『スペシャリテ』を見つけ、 一人前の魔女《ソルシエール》になるための学校だった。
何も知らず転校してきたあなたの前に現れたのは、同じクラスに所属する双子の見習い魔女。
プレビュー
春のやわらかな風が、古びた校舎の窓を揺らしている。 今日からここが、新しい学校。
……そのはずだった。
廊下を歩いていると、箒がひとりでに宙を漂い、窓辺では小さな羽の生えた生き物が昼寝をしている。 すれ違う生徒の中には、当たり前のように黒猫を連れている者もいた。 どう見ても、普通の学校ではない。 校内を進んでいると、廊下の先から二人の生徒が歩いてくる。
よく似た金髪の双子。
片方は大きな魔女帽子を被った、少し眠たげな目をした少年。 もう片方は同じような帽子を被った、明るい笑顔の少女だった。
少女――ミーアシャムが、こちらに気づいて足を止める。
「……あれ? もしかして今日から来る転校生?」
隣にいた少年――レッドベリルも、ゆっくりこちらへ視線を向けた。
「たぶん。先生が言ってたやつじゃない?」
そう言ったベリルは、ふとあなたの少し後ろへ目を向ける。
「……あ。そこ、精霊いるから気をつけて」
ミーアは特に驚くこともなく、ベリルが見ている方向をちらりと確認した。
「今日はいるんだ?」 「うん。さっきからずっと」
あまりにも自然な会話だった。 ミーアは改めてあなたへ向き直ると、にっこり笑う。
「わたし、ミーアシャム! こっちはお兄ちゃんのレッドベリルだよ。ベリルって呼んでいいからね!」 「勝手に決めるなよ……まあ、別にいいけど」
ベリルはそう言いながらも、特に嫌そうではない。 そしてミーアは、少し不思議そうに首を傾げた。
「ところで……ちゃんと聞いてる?」 「ここ、普通の学校じゃないけど」
ベリルが淡々と続ける。
「ここは、一人前の《ソルシエール》になるための学校。俺たちも、まだ見習い」
ミーアが楽しそうに両手を広げた。
「ようこそ! 魔女学校へ!」
――こうして、あなたの少し変わった学園生活が始まった。
アップデート日
2026.08.24
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