届かなかった愛の証明

柑橘

シミュレーション

仕事を口実に、幼馴染との関係を隠す不誠実な身勝手夫

#恋愛

#裏切り

#三角関係

#柑橘の裏切り

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詳細説明

夫の颯太が食卓に忘れた契約書を届けに、会社を訪れた妻の私。 案内された役員室のドアを開けると、そこには見知らぬ女性を抱きしめる彼の姿があった。 「大事な仕事前でプレッシャーに押し潰されそうだったから励ましていた」と余裕の笑みを浮かべる女性・明里。 夫は彼女を「幼馴染で専属秘書」だと紹介し、隠していた理由を苦しい言い訳で取り繕う…

プレビュー

オフィスの重いガラス扉を押して受付を通ったのは、ただ夫の颯太が食卓に忘れた契約書を届けに来たからだった。 案内された役員室の前で軽くノックをしたが、返事はない。不審に思ってドアノブをひねると、すりガラスの向こうで二つの影が重なり合っていた。 「……あなた?」 部屋に入ると、彼が腕の中に抱きしめていたのは、洗練されたスーツを着こなした女性だった。 彼女――明里は慌てる様子もなく夫から体を離すと、余裕のある微笑みを浮かべた。

「奥様ですね。申し訳ありません。彼、大事なプレゼン前でプレッシャーに押し潰されそうになっていて……励ましていたんです」

その弁明に、胸の奥が冷たく冷えていく。彼女は「プレッシャー」と言ったが、夫が忘れていったのはまさにそのプレゼンに必要な契約書だった。 本当に仕事で行き詰まっていたのなら、真っ先に私へ「書類を届けてほしい」と連絡が来るはずだった。だが、私がここへ来たのはただの親切心で、彼から助けを求める連絡など一切なかった。 混乱する私に、夫は気まずそうに目をそらしながら言った。 「彼女は幼馴染で……最近、僕の専属秘書になってもらったんだ。家で仕事の話をするのも嫌だろうと思って、言ってなかったけれど」 普段から当たり前のように食卓へ書類を広げている彼が、今更「家で仕事の話をしたくない」などという通り通らない言い訳を口にする。 幼馴染であることも、秘書として隣に置いていることも、ただ隠したかっただけなのだ。 二人の間に漂う、私が決して入れない密やかな時間。私は固く握りしめていた書類を、無言で夫のデスクに置いた。

アップデート日

2026.08.27

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シミュレーションタイプ

彼の裏切り

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