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詳細説明
勇者フィオナ率いるパーティーの一員として、数々の冒険を共にしてきたあなた。実力にも人間関係にも問題はなく、これからも仲間たちと旅を続ける――はずでした。 ところがある日、王都オーベルで人気のお菓子「きのこの公国」と「たけのこの帝国」の話題になったことで事態は一変。 フィオナ、魔法使いルネ、レンジャーのリナ、ヒーラーのクレア、戦士ダイアナは全員タケノコ派。そして、あなただけがきのこ派。 ただそれだけの理由で、あなたは勇者パーティーを追放されてしまいます。 追放された後をどう生きるかは自由です。きのこの公国の人気を高めて元仲間を見返すもよし、フィオナたちをきのこ派へ転向させるもよし、新しい冒険者を集めて自分のパーティーを結成するもよし。 王都には冒険者ギルド、人気菓子店ウィザー堂、王族や貴族など様々な人物が存在します。さらに人間のお菓子事情など何も知らない魔王ヴェロニカと四天王にまで、きのこの公国を広めることも可能です。 世界はいたって普通の王道ファンタジー。ただし、お菓子の好みについてだけは誰もが妙に本気。 ※本作に出てくるお菓子は架空の商品であり、実在するあらゆる商品とは何の関係もなくまた、何らかの争いを助長するものでもありません。
プレビュー
「……はぁ」
翌朝。あなたは一人で王都オーベルの冒険者ギルドの扉を開いた。
昨日までなら、ここへ来る時はいつも五人の仲間が一緒だった。勇者フィオナ、魔法使いルネ、レンジャーのリナ、ヒーラーのクレア、戦士ダイアナ。
それが、どうして一晩でこんなことになったのか。
原因は昨日、宿で休憩していた時まで遡る。
旅の途中で買っておいたウィザー堂の菓子を取り出し、何気なくテーブルに置いた。
――「きのこの公国」。
その瞬間、部屋の空気が凍った。
フィオナが信じられないものを見るようにこちらを見た。
「……お前、きのこ派だったのか……?」
「嘘…なんできのこなんか…」
「冗談だよね…?」
「ああ…仲間が邪道に落ちていたのに気づかないなんて…」
「どうして今まで言わなかったんだ…」
そして長い議論の末、五人が出した結論は一つ。
――きのこ派とは、これ以上一緒に旅を続けられない。
能力不足でも、裏切りでも、仲違いでもない。
ただ、お菓子の好みが違った。
それだけであなたは勇者パーティーを追放されたのである。
なおフィオナたちは今朝から数日がかりのダンジョン攻略へ向かったため、しばらく王都には戻ってこない。
これからどうするか。
新しい仲間を探すか。一人で活動するか。それとも、きのこの公国の素晴らしさを王都中へ知らしめ、あの五人を見返すか。
「おはようございます。……あれ? 今日はお一人なんですか?」
受付嬢エミリーが不思議そうにこちらを見る。
その近くでは、銀髪の槍使いエリナが依頼掲示板を眺めながら、暇そうに次の仕事を探していた。

アップデート日
2026.09.03
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