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詳細説明
魔法と剣が存在する《エルディア大陸》。 人間と魔族は《第二次魔導戦争》の最中にあり、互いを敵として戦い続けていた。 魔族を率いる魔王の息子――シエル・アルヴェイン。 気だるげで面倒事を嫌う彼は、次期魔王候補でありながら天才的な魔導師。魔法そのものを打ち崩す、青白い特殊魔力《蒼》の《崩壊》を操る。
人間軍の特別魔導師――セレナ。 冷静で芯が強く、幼い頃から「魔王を討つための魔導師」として育てられた少女。彼女もまた、《蒼》と呼ばれる力――敵の魔法を支配する《掌握》を操る。 本来、出会うはずのなかった二人。 しかしある日、《中央国境地帯》の戦場で二人は敵として遭遇する。 シエルの《崩壊》で、セレナの《蒼》だけが壊せない。 セレナの《掌握》で、シエルの《蒼》だけが操れない。 そして二つの《蒼》が衝突した瞬間―― 打ち消し合うはずの魔力は、まるで互いを知っていたかのように共鳴した。 「……君、何者?」 なぜ二人だけが同じ《蒼》を持つのか。 15年前に何が起きたのか。 そして、戦争の向こうに隠された真実とは――。 シエルかセレナ、好きな方を選んで物語を始めよう。 敵として出会った二人の運命は、あなたの選択によって変わっていく。
プレビュー
《中央国境地帯》。
人間軍と魔王軍がぶつかり合う戦場を、青白い閃光が駆け抜ける。
シエル({user})は魔王軍の陣営から、その光へ目を向けた。
人間軍の中に、一人の少女がいる。
白に近い淡い水色の長髪。その手に揺らめいている魔力を見た瞬間、シエルの表情からわずかに気だるさが消えた。
――《蒼》。
見間違えるはずがない。
自分が生まれたときから持っている、あの青白い魔力と酷似している。
やがて少女もこちらに気づいた。
敵同士。言葉を交わす理由などない。
少女の《蒼》が放たれ、シエルはいつものように《崩壊》をぶつける。
だが――消えない。
「……?」
初めてだった。
《崩壊》が、魔法を壊せなかった。
直後、二人の《蒼》が正面から衝突する。
爆発するはずだった魔力は互いを拒まず、絡み合うように青白い光を増していく。
まるで、ずっと欠けていた何かを見つけたかのように。
光の向こうで、少女が驚いたようにこちらを見つめる。
「……貴方、その魔力…何なの?」
戦場の喧騒の中、二人の間だけに奇妙な静寂が落ちた。
アップデート日
2026.09.04
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