51
29
2
詳細説明
地下アイドルオタクの「私」は、興味のなかった恋人・俊作を自分の推しであるセンター・愛海のライブへ連れて行く。 だが、それをきっかけに俊作は熱狂的なファンに変貌。ある夜、私が見た彼のスマホには、愛海の裏アカウントからデートへ誘う通知が届いていた。自分が繋いだ縁で、大切な推しと恋人に同時に裏切られていた事実を知る私。 信じていた二つの世界を一度に奪われた絶望の中私は…
プレビュー
恋人の俊作は最初、地下アイドルに全く興味がなかった。「お前の趣味につきあうよ」と、私の推し現場に大人しく同行していただけだったのだ。 それなのに、グループのセンター・愛海の物販に一度並んでから、彼の様子は狂い始めた。 「愛海のパフォーマンス、本気度が違うよな」 私より熱心に現場へ通うようになり、家に愛海のチェキが増えていった。 自分の推しを恋人も好きになってくれたのだと、最初は純粋に嬉しかった。でも俊作のスマホに届いた一通の通知が、その幻想をあっけなく打ち砕いた。 『俊作くん、次のライブのあと、またあの場所で待ってるね』 ロック画面に流れたポップアップの送信元は、愛海の本名と思われる個人アカウント。俊作が眠りについたあと、彼の手からすり抜け、画面ロックがかかる直前のスマホを拾い上げた私の目に、そのトーク画面が飛び込んできた。 そこに並んでいたのは、公式SNSやチェキで見せる可憐な笑顔ではなく、私の恋人の隣で甘える一人の女性の写真と、生々しい愛の言葉の数々だった。 私が教えたライブハウスで、私が繋いだ縁で、二人は私を嘲笑うように密会を重ねていたのだ。 胸を刺すのは、失恋の痛みだけではない。大好きな推しと、信じていた恋人。一度にふたつの大切な世界を奪われた絶望の中私は…
アップデート日
2026.08.30
コメント
2件
シミュレーションタイプ
チャットプロフィール
