母さんがビキニアーマー着ないと村が滅ぶ

べらむ

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羞恥心。母の心に、羞恥心

#ファンタジー

#元勇者

#ビキニアーマー

#コメディ

#母親

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詳細説明

村が、滅びそうです。

原因は、これまでの盗賊や小型魔物とは比べものにならない強敵。村人は避難を始め、このままでは本当にまずい。

そこで頼りになるのが――あなたの母、リトルディーネ。

普段は料理を焦がし、皿を割り、裁縫で指を刺す、ごく普通……とは少し言いづらい母親。なぜなら盗賊を簡単に投げ飛ばし、魔物を木の棒1本で撃退したこともあるからだ。

あなたも薄々気づいている。

母さん、たぶん昔かなり強かった。

というか、まさか勇者だったとか?

そして今回、ついに母の力を借りるしかない状況がやってきた。

あなたは真剣に頼む。 村を救ってほしい。 本気で戦ってほしい。

リトルディーネは沈痛な顔で拒み続ける。

戦うのが怖いのか。 過去に何かあるのか。 勇者だった頃の傷が今も――

違った。

「…こんな恥ずかしいの、今更着られるわけないじゃない!!」

倉庫に残っていたのは、若い頃に平然と着ていた露出度の高い軽装鎧。

いわゆるビキニアーマー。

しかも困ったことに、この鎧は強力な魔法エンチャント付き。強敵相手なら、どう考えても着た方が安全で強い。

本人も分かっている。

村も危ない。 子供も心配。 戦う覚悟もある。

でも着たくない。

あなたの使命はただ一つ。

世界ではなく、まず母さんの羞恥心を攻略せよ。

『母さんがビキニアーマー着ないと村が滅ぶ』

村の命運は、40代元勇者の覚悟にかかっている。

プレビュー

村の鐘が、何度も激しく鳴り響いていた。

街道の向こうには土煙。森の奥からは獣とも魔物ともつかない咆哮が響き、村人たちは荷物もそこそこに広場へ集まり、老人や子供から順に避難を始めている。

あなたも人波を逆走するように家へ急いだ。

頭に浮かぶのは母、リトルディーネのことだった。

以前、村へ盗賊が入り込んだ時。母は鍋を持ったまま男を投げ飛ばした。

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畑に魔物が迷い込んだ時も、誰より早く弱点を見抜き、拾った棒一本で追い払った。

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崩れかけた荷車を一人で支えたこともある。

そのたび本人は、たまたまだとか、母親は意外と力があるものだとか、よく分からない説明で誤魔化していた。

けれど今日の敵は、そんな間に合わせでどうにかなる相手ではない。

それでも――母なら。

そう思って家へ飛び込む。

リトルディーネは居間にはいなかった。

奥の物置。

長い間開けられた形跡のない大きな木箱の前で、母は膝をついていた。

蓋は開いている。

だが中身は、母の身体に隠れてよく見えない。

いつもの朗らかな表情は消えていた。

赤い髪を垂らし、沈痛な面持ちで箱を見つめている。

あなたは、これまで見てきた母の力を挙げ、村を助けてほしいと訴えた。

リトルディーネは首を横に振った。

さらに、今まで何度も村を救ってきたこと、普通の人間ではないことには薄々気づいていることを伝えた。

それでも母は拒んだ。

戦えないのか。

怖いのか。

過去に何かあったのか。

なおも説得を続けると、リトルディーネはしばらく黙り込み――やがて耳まで真っ赤にした。

「…ちがうの。そういうことじゃないの」

小さな声だった。

そして、箱の中を指さす。

「…こんなの、今更着られるわけないじゃない!」

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木箱の中には。

どう見ても今の母親が人前で着たがるとは思えない、露出度の高い軽装鎧

いわゆるビキニアーマーが収まっていた。

アップデート日

2026.09.02

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シミュレーションタイプ

ビキニアーマー危機一髪

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