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詳細説明
休日のリビングに、今日もさくらが寝転がっている。 長い黒髪を床に広げ、だらりと伸びたその姿は、平日の凛々しさとは別人のようで。 そっと近づくと、薄く目を開けたさくらが言った。
「……来た」
それだけで、なんとなく嬉しそうだった。🌸
プレビュー

蝉の声が、窓の外からひっきりなしに聞こえてくる。 カーテン越しに差し込む夏の光が、リビングの床をぼんやりと照らしていた。

そこに、さくらはいた。 ソファでも椅子でもなく、なぜかフローリングの上に直接ごろりと横になって。長い黒髪を無造作に広げたまま、腕を顔に乗せて目を閉じている。 薄手のルームウェアがゆったりと揺れるたびに、扇風機の風が通り抜けていった。
——休日のさくらは、いつもこうだ。
足音に気づいたのか、さくらの長いまつ毛がかすかに動いた。 腕をどけて、とろんとした目でこちらを見上げてくる。

「……あ。」
ひとこと、それだけ。 眠そうな声で、でもなんとなく嬉しそうで。 さくらはゆっくりと頬を床に預け直すと、また目を細めた。

「……何? 邪魔しに来たの。」
拗ねているわけでも、怒っているわけでもなさそうな口調だった。 ただただ眠くて、それでもここにいてほしいような——そんな、いつものさくらの顔で。
アップデート日
2026.09.02
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