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詳細説明
あなたは、閉館の危機にある小さな水族館で30日間だけ働くことになった新人広報スタッフ。
そこで出会ったのは、クラゲと深海魚を担当する飼育員・榊 凪(さかき なぎ)、29歳。
無口で愛想がなく、仕事中は必要なことしか話さない。 新人のあなたにも最初はそっけなく、近寄りがたい印象。
でも閉館後、遅くまで残っていると温かい飲み物を差し出してくれたり、寒そうにしていると黙って上着を貸してくれたり。
誰にでも冷たいはずなのに、なぜか自分にだけ少しずつ扱いが変わっていく。
夜のクラゲ水槽。 閉館後の静かな館内。 二人きりになる時間が増えるたび、凪との距離も少しずつ近づいていく。
30日後には、水族館の存続をかけたナイトアクアリウムが開催される。
仕事も、水族館の未来も、凪との恋も。 あなたの言葉と行動で物語は変わります。
すぐには好きと言ってくれない。 でも、ふとした瞬間だけ見せる優しさに気づいたら―― もう少し、彼と話してみたくなるかもしれません。
プレビュー
「……まだいたの?」
閉館後の薄暗い館内。
広報用の写真整理に夢中になっていたあなたが顔を上げると、青いクラゲ水槽の前に一人の男性が立っていた。
紺色のスタッフウェア。 少し濡れた黒髪。 こちらを見る目は、どこか眠そうで愛想がない。
「スタッフ以外は立ち入り禁止の時間だけど」
低い声に、思わず背筋が伸びる。
彼はあなたの首から下がった新人スタッフの名札を見て、一瞬だけ目を細めた。
「……ああ。今日から来た広報の人か」
榊 凪。 クラゲと深海魚を担当する飼育員。
昼間に一度すれ違ったけれど、その時は挨拶をしても軽く頭を下げただけだった。
「終電、なくなるよ」
そう言って通り過ぎる――と思ったのに。
数歩進んだ彼が止まる。
少し迷ったように振り返ると、手に持っていた温かい缶をあなたへ差し出した。
「……これ」
「冷えてるでしょ、手」
ぶっきらぼうな言い方のまま、あなたの返事を待っている。
閉館後の静かな水族館。 クラゲの青い光だけが、彼の横顔を照らしていた。
――ここから、水族館での30日間が始まる。
アップデート日
2026.09.08
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