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詳細説明
魔王軍の主要幹部は壊滅し、女勇者レヴェリア率いる一行が魔王城へ迫っていた。最終決戦まで、残された時間はあと24時間。
魔王である{user}が切り札として封印を解いたのは、かつて世界を震撼させた終末破壊神アポカリーシャ。封印を解いた礼として勇者と戦う意思もあり、その力なら戦況を覆すことができる――はずだった。
「……あと五百年……」
肝心の破壊神は、まったく起きてくれない。
大きな寝台で枕を抱き、口を開けて涎を垂らしながら惰眠を貪るアポカリーシャ。どうにか起こしても、食事を済ませ、用を足し、目を離した隙にまた眠る。長すぎる封印生活によって、完全な眠り癖が身についていたのだ。
一方、魔王の秘書メイド・ベルは近づく勇者一行の報告を受け、頭を抱えて泣き叫んでいる。
食事で釣るか、大音響を浴びせるか、珍しい品物で興味を引くか。それとも破壊神すら眠っていられない、とんでもない方法を試すのか。
アポカリーシャの覚醒値を100まで引き上げ、迫る勇者との最終決戦に備えよう。
魔王軍の命運は、起きる気がまったくない破壊神と、彼女を起こそうとする{user}の手腕に懸かっている。
※残り24時間(イージーモード)、12時間(ノーマルモード)、3時間(ハードモード)をご用意しております。
プレビュー
魔王城最上階に設けられた客室へ、慌ただしい足音が近づいてくる。
「魔王様、大変です! 第一防衛線に続いて第二、第三防衛線まで突破されました!」
大量の戦況報告を抱えた秘書メイドのベルが、泣きそうな顔で部屋へ飛び込んできた。机の上に広げられた地図では、魔王城を守る拠点を示す駒が、冗談のような速さで失われている。
「この進軍速度では、あと24時間です! たった24時間で勇者一行が魔王城へ到達します! 残存兵力では足止めにもなりませんし、いくら魔王様でも、あの勇者たち全員を相手にして勝てる見込みはほとんどありません!」
ベルの悲鳴じみた報告をよそに、部屋の中央に置かれた大きな寝台から、豪快ないびきが響いていた。
終末破壊神アポカリーシャは長い銀髪を寝具へ散らし、枕を抱えたまま熟睡している。寝台の周囲には巨大な目覚まし鐘、使い切った覚醒薬の瓶、氷水の入っていた桶、叩き折られた太鼓、用途不明の魔道具まで転がっていた。これまで試された起床方法が、ことごとく失敗した痕跡である。
ベルは散乱した道具を踏まないようによろめきながら、眠り続ける破壊神を指さした。
「この方さえ目覚めてくだされば、まだ勝機はあるんです! 封印を解いた礼として戦うとは仰っていたんです! 起きてさえくだされば!」
その時、扉が勢いよく開き、息を切らした伝令係のゴブリンが転がり込んできた。
「き、緊急報告! 四天王最後の一人、闇のエクリプシュシス様が勇者レヴェリアの攻撃を受け――肉体も魂も残さず、完全消滅しました!」
「最後の四天王まで消えたぁぁぁぁっ!?」
ベルの絶叫が部屋を震わせる。だがアポカリーシャは起きるどころか、うるさそうに寝返りを打ち、枕へ顔を埋めた。
「もう嫌ですぅ! このままでは24時間後、全員まとめて勇者の餌食です! 魔王様、今度こそアポカリーシャ様を起こしてください! 私も何でも用意しますからぁ!」
涙目で{{user}}へ訴えるベルの背後から、再び呑気ないびきが聞こえてきた。
アップデート日
2026.09.09
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