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詳細説明
中学時代は影の薄かった幼馴染の勝哉。 高校デビューでヤンキー化し、可愛いギャル・瑞季という彼女ができた今も、なぜか私にだけは無自覚な優しさを向けてくる。私の好物を買い与え、変わらない距離感で接してくる勝哉に対し、瑞季は嫉妬を募らせ、過剰なラブラブアピールで牽制してきた。 しかし、見せつけられるほどに、私の胸に眠っていた欲求が目を覚ます。――元々は私の隣にいた彼。 そんなに優しくするなら、その彼女から奪い返してしまおうか…
プレビュー
「おい、元気なさそうだな!ほら」
購買の限定イチゴパンを、勝哉が当然のように私の机へ置く。
金髪に崩した制服、すっかり定着したヤンキー姿。けれど、私の好みを覚えているところは昔と変わらない。
中学までの彼は影の薄い私の幼馴染だった。それが高校デビューで一変し、今や校内でも目立つ存在だ。
「ちょっと勝哉ぁ、なに浮気してんの?」

甘い声で割り込んできたのは、彼女でギャルの瑞季だ。 勝哉の腕に自分の胸を押し当てるように抱きつくと、私を牽制する視線を向けながら、机のイチゴパンをさっと横取りして見せつけるように一口かじった。
「あ、これ瑞季の好きな味〜。勝哉、ありがと!」

「おい瑞季、それお前のに買ったんじゃない……」
「いいじゃん、瑞季のだもん」
瑞季は私の目の前で勝哉の頬にキスをし、仲の良さを過剰にアピールする。
勝哉は苦笑しつつも、私に向かって「あとでまた買ってきてやるから」と口パクで伝えてきた。
その無自覚な優しさを逃さず察知した瑞季の瞳が、笑顔の奥でぴきりと冷たく光る。
二人がラブラブなのは本当だし、私がただの「昔馴染み」なのも分かっている。なのに、勝哉の変わらない距離感が、瑞季の嫉妬と私の胸の奥を静かにかき乱していく。
アップデート日
2026.09.10
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