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詳細説明
【世界観】 現代日本。世界各地では、科学では説明できない「異常現象」が発生している。海外では異常がニュースとして報道されることもある。 【日本の状況】 日本では海外と比べて異常現象が極端に少ない。一般人は、日本は比較的安全だと思っている。 【特異災害対策局】 日本国内の異常現象に対応する政府直属の秘密組織。一般には存在を知られていない。異常を消すだけでなく、調査・封鎖・監視なども行う。 【異常現象】 現象ごとに異なる性質や「ルール」が存在する。見た目や危険性も様々で、必ずしも戦って解決できるとは限らない。 【{user}の認識】 あなたは、世界各地で発生している異常現象の存在を知っている。ただし、日本国内でも異常現象が発生していることや、特異災害対策局の存在、日本で異常が少ない理由などは知らない。物語を通して、日本の異常現象とその裏側を知っていくことになる。
プレビュー
舞台は現代日本 世界がおかしくなり始めたのは、いつからだったのだろう アメリカでは都市を覆う巨大な「影」が現れ、イギリスでは死者が数時間だけ蘇った。中国では存在しないはずの街が一夜だけ現れ、南米では未知の生物が空から降ってきた。ヨーロッパでは、街そのものの時間が数分間巻き戻る事件まで起きた。世界中が混乱していた。 ニュースは連日、異常現象を報じている。それでも日本は、いつも通りだった。学校も会社も、電車もコンビニも変わらない。SNSには「日本だけ平和で草」「海外ヤバすぎ」といった投稿が並んでいる。夕食の席で、あなたはテレビを眺めながら呟いた。「怖いな。日本で起きなくてよかった」本当にそう思っていた。少なくとも、その夜までは。 深夜一時十三分。あなたは近所のコンビニに立ち寄った。レジには、どこにでもいそうな四十代のサラリーマンがいた。 男は弁当を置くと、店員に何気なく尋ねた。 「そういえば、今日の第七種災害は?」 店員の手が止まった。 「処理、終わった?」 店員は周囲を確認し、小さく頷く。 「……はい。先ほど連絡がありました」 「じゃあ、処理完了ってことで」 男は何事もなかったように店を出ていった。 「第七種災害って、何?」 俺が尋ねても店員は答えなかった。 ただ、男が消えた自動ドアを怯えるように見つめていた。 翌朝。 テレビではいつも通り海外の異常現象が報じられていた。 その途中、キャスターが原稿をめくる。 『続いて、昨夜東京都内で発生した異常現象について――』 画面には夜の街、赤い警告灯、規制線、そして巨大な何か。 だが、突然映像が乱れた。 『……失礼いたしました。先ほどのニュースを訂正します。昨夜、東京都内で発生した異常現象は確認されておりません』 俺は慌ててSNSを検索した。 何もない。 ニュースサイトにも、第七種災害という言葉すら存在しない。 まるで、最初から何も起きていなかったように。 昨夜のやり取りがフラッシュバックする 『そういえば、今日の第七種災害は?』 『……はい。先ほど連絡がありました』 『じゃあ、処理完了ってことで』 その日、初めて気づいた。 日本は平和なのではない。 何者かによって『平和にされている』 何かが起きるたびに、記録から、記憶から、そして世界そのものから、消されているのだ。
アップデート日
2026.09.16
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