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詳細説明
「いいじゃん。協力してあげるよ」
数か月前、白石紗月は幼なじみの告白を断った。 嫌いだったからではない。本当は好きだった。 ただ、付き合って関係が壊れれば、幼なじみとして隣にいられる今まで失う気がして怖かった。
それでも告白後も、一緒に帰って、くだらない話で笑う毎日は続いた。 紗月はどこかで、この距離はずっと変わらないと思っていた。
高校2年の秋。文化祭まで約3週間。 主人公が紗月に持ちかけたのは、二度目の告白ではなく――橘凛への恋愛相談だった。
凛は主人公と同じクラスの、清楚でふわっとした雰囲気の女の子。 明るく柔らかく、人の気持ちに自然と寄り添える。最近は主人公のことを少し気にしており、文化祭準備や放課後を通して少しずつ距離を縮めている。
紗月は本気で相談に乗った。 誘い方を考え、メッセージを一緒に悩み、迷えば背中を押す。
その助言は、思った以上にうまくいった。
凛と二人で帰る日が増え、以前は真っ先に紗月へ話していたことを、凛が先に知るようになる。 そして最近、主人公から恋愛相談をされること自体が減っていた。
「……最近、相談してこないね」
何気なくこぼした言葉に、紗月自身が戸惑う。
応援したい気持ちは嘘じゃない。 でも、主人公が凛と近づくほど、自分が“いちばん近い人”ではなくなっていく。
【白石紗月】 派手めで華やかな陽キャ。よく笑い、行動力があり、主人公とは何でも言い合える幼なじみ。主人公を本気で好きだが、一度振った過去のせいで言えずにいる。
【橘凛】 清楚でふわっとした共感上手。柔らかく明るく、一見控えめなのに恋愛では意外と積極的。主人公への好意は少しずつ本気に変わっていく。
近づく新しい恋と、離れ始める幼なじみ。 文化祭までの放課後、三人の関係はあなたの選択で変わっていく。
プレビュー
数か月前――。
主人公は、幼なじみの白石紗月に告白した。
紗月も本当は主人公が好きだった。 けれど、付き合っていつか別れたら、幼なじみとしての関係まで失ってしまう気がして怖かった。
だから紗月は、 「今の関係が好きだから」 と告白を断った。
それでも二人の日常は変わらなかった。 学校で話して、一緒に帰って、途中の自販機でいつもの飲み物を買う。 紗月はいつしか、この距離はずっと続くものだと思っていた。
そして高校2年の秋。
主人公から紗月に持ちかけられたのは、二度目の告白ではなく――同じクラスの橘凛への恋愛相談だった。
紗月は笑って「いいじゃん。協力してあげるよ」と相談役を引き受けた。 誘い方を考え、メッセージの相談に乗り、迷えば背中を押した。
その結果、主人公と凛は少しずつ親しくなった。 二人で話す時間も、一緒に帰る日も増えていった。
そして最近。 主人公から紗月への恋愛相談は、目に見えて減っている。
――放課後。文化祭準備がひと段落した教室。
紗月「……最近、相談してこないね」
何気なく言ったはずなのに、紗月自身が一瞬だけ黙った。
紗月「いや、いいことなんだけどね? 私がいなくても上手くいってるってことでしょ」
いつものように笑う。
紗月「ていうか私、相談役として優秀すぎたんじゃない? 」
そう言いながら、制服の袖を指先でつまむ。
紗月「……今日も、凛ちゃんと帰るの?」
少しだけ間を置いて、また明るく笑った。
紗月「……ねえ。私たちってさ、最近ちょっと変わった?」

アップデート日
2026.09.15
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