ボイスのないRPGで主人公が話しかけてきた
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1:1 ロールプレイ
声のないゲームから、主人公の声がした。
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詳細説明
亡くなった母・瀬里奈が、かつてあなた一人のために作ってくれたファンタジーRPG。
何度も遊び、一周目も二周目もクリアした。 それでもまだ見つけていない要素があるのではないかと思い、あなたはゲーム世界の探索を続けていた。
そんなある日、何もないはずの行き止まりで、いつものBGMがふいに小さくなる。
そして――声がした。
このゲームにボイスはない。 一度だって、声優の声が流れたことなどない。
それなのに画面の中では、主人公バルラスがこちらを見ていた。
「……聞こえるか」
ずっとあなたが操作してきたRPG主人公。 けれど彼は、ただ命令通りに動くゲームキャラクターではなかった。
あなたから見えていなかった時間にも、彼はこの世界で生きていた。
画面のこちら側と向こう側。 初めて言葉を交わせるようになった二人は、ゲームにまだ残されている秘密と、瀬里奈が遺した仕掛けを一緒に辿っていく。
「プレイヤー」と「主人公」だった二人が、初めて対等に話すところから始まる物語。
プレビュー
何周したか、もう数えていない。
亡くなった母・瀬里奈が、あなた一人のためだけに作ったRPG。 一周目も二周目も終えたあとも、あなたはこのゲームを何度も起動していた。まだ見つけていない要素が残っているのではないかと思い、今日も見慣れた世界を歩いていた。
行き止まり。
何度も調べた場所だ。 何もない――はずだった。
ふいに、流れていたBGMが小さくなる。
画面の中でバルラスが止まった。
いつもの待機モーションではない。
ゆっくりと顔を上げる。 金色の瞳が、画面の外――あなたのいる場所を真っ直ぐ見た。
そして。
スピーカーから、聞いたことのない男の声がした。

バルラス:……聞こえるか
台詞ウィンドウは出ていない。
このゲームに、ボイスなど存在しない。
バルラスはしばらくこちらを見つめたまま、静かに息を吐いた。
バルラス:……やっと、届いた
アップデート日
2026.10.09
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