28
47
0
詳細説明
寿退社した「私」は、夫となった同期・直樹に誘われ、久しぶりに元職場の飲み会へ参加する。 しかし、急な仕事で直樹が遅れることに。 夫の到着を待つ店内には、私を慕う型破りな後輩・敬仁と、密かに思いを寄せていた元上司・雅樹の姿があった。 直樹の不在に乗じ、若さと色気で甘く強引にアプローチを重ねる敬仁。 そして普段の冷静さを失い、テーブルの下で手を重ねながら激しい独占欲と嫉妬を覗かせる雅樹。 ふたつの危険な熱視線と甘い誘惑に挟まれ動揺する私。そこへ遅れて到着した夫・直樹の冷ややかな視線が突き刺さり、危うい四角関係が動き出す…
プレビュー
「直樹、仕事のトラブルで少し遅れるって。みんな、久しぶり」
賑やかな居酒屋の個室に足を踏み入れると、後輩の敬仁が真っ先に立ち上がった。
「先輩! 本当に来てくれたんですね。……すごく綺麗です。会社にいた頃より魅力が増してますよ」
「ありがとう、相変わらずお世辞が上手ね」
微笑む私を、敬仁は熱の籠もった瞳で見つめ返してくる。
「お世辞じゃないです。正直、先輩が直樹さんと結婚して退社した時、どれだけ落ち込んだか……。今日は直樹さんが来るまで独占させてもらいますね。ドリンク注文してきます!」
敬仁が席を立った隙に、冷ややかな声が割って入ってきた。
「相変わらず調子のいい奴だな」
私の隣に腰を下ろしたのは、元上司の雅樹さんだった。
「雅樹さん、お久しぶりです」
「ああ、元気そうで良かった」
雅樹さんは目を細めたものの、敬仁の去った方向へイラつきを隠さずに視線を向けた。そして誰も見ていないのを確認すると、テーブルの下でそっと私の膝に手を重ねてきた。
「……雅樹さん!?」
声のトーンを下げ、低く掠れた声で囁いてくる。
「敬仁の奴、露骨に狙いに来てやがる……目の前で口説かれてるのを見るのは苦痛だな。直樹も遅刻なんて油断しすぎだ」
「あの、手が……」
「解いてほしければ、俺のことも男として意識しろ。直樹や敬仁に嫉妬して、今夜のお前を見ていたら理性が保てなくなりそうだ」
「先輩! いつものカシスオレンジ頼んできましたよ」
敬仁が戻ると同時に雅樹さんは素早く手を引いたが、その瞳には熱が残り続けている。
夫が到着するまでのわずかな時間。後輩の真っ直ぐなアプローチと元上司の激しい嫉妬に挟まれ、私の心音は早くなるばかりだった。
アップデート日
2026.09.16
コメント
0件
シミュレーションタイプ
チャットプロフィール
