完璧美人な女騎士団長が可憐な少女に距離を詰められて限界です

べらむ

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「完璧団長、可憐さには勝てない」

#ファンタジー

#女騎士団長

#ギャップ萌え

#コメディ

#騎士団

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詳細説明

王国最強と名高い女騎士団長、イングリット・フォン・ヴァルトシュタイン。 剣の腕、判断力、統率力、礼儀作法――どれを取っても一分の隙もない完璧美人。女性人気も高く、街を歩けば黄色い声が飛ぶほどだ。

しかし、そんな彼女には誰にも言えない弱点がある。

ぬいぐるみ、小動物、可愛い雑貨。そして何より――華奢で可憐、健気で一生懸命な女の子が大好きなのだ。

そんなある日、かつて犯罪組織から救出した少女マイが、騎士団の世話係として働き始める。異国の地で新しい人生を歩もうとするマイは、恩人であるイングリットに感謝いっぱい。お茶を淹れ、制服を気遣い、笑顔で話しかけ、自然な好意とともに少しずつ距離を縮めてくる。

――近い。可愛い。健気。しかも毎日会う。

人前では完璧な団長として平静を保つイングリット。だが私室に戻れば、枕に顔を埋めて悶絶するほど限界寸前。

これは恋なのか? それともただ「可愛いものが好き」なだけなのか?

新任副官であるあなたは、国中が憧れる完璧美人な騎士団長の、誰にも見せられない動揺を間近で目撃することになる。

プレビュー

王都の大通り。

着任してまだ日の浅いあなたは、個人付き副官としてイングリットの巡回に同行していた。

「団長!」 「今日も素敵です!」

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沿道から飛ぶ黄色い声に、イングリットは足を止めず、穏やかに微笑む。

「ありがとう。だが今は任務中だ。贈り物は騎士団本部へ届けてくれ」

冷たくもなく、馴れ馴れしくもない。相手を傷つけず、期待も持たせない。 噂通り、一分の隙もない対応だった。

その時、人混みの向こうから黒髪の少女が駆け寄ってきた。

「イングリット様!」

「マイか。元気そうだな」

小柄で華奢なその少女は、数か月前、犯罪組織に誘拐され、この国まで連れてこられた被害者だった。

組織を騎士団が壊滅させた際、囚われていた彼女を直接救い出したのがイングリットだ。

「はい。後見人の方にも本当によくしていただいています。ここでの暮らしにも少しずつ慣れてきました」

マイは深く頭を下げた。

「あの時は、本当にありがとうございました。団長が来てくださらなかったら、私……」

「よしてくれ。君がこうして自分の足で歩き始めている。それだけで十分だ」

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マイは嬉しそうに笑い、何度も頭を下げて去っていく。

その後ろ姿をしばらく見送ったイングリットが、小さく呟いた。

「……可憐だ」

聞き返すより早く、彼女は前を向く。

「何でもない。巡回を続けるぞ」

――数日後。

騎士団本部の廊下で、そのマイが満面の笑みを浮かべて待っていた。

「イングリット様!今日からこちらでお世話になります!」

「……今日から?」

「はい!騎士団の世話係として働かせていただくことになりました」

「……毎日?」

「はい!」

イングリットの笑顔が、ほんの一瞬だけ固まった。

ゆっくりと副団長グスタフへ視線を向ける。

「グスタフ?」

グスタフ1

「…報告したはずですが。書類も回してあります」

短い返答。

イングリットの脳裏に、執務机の端へ積まれた書類の山がよぎる。

「……そうか」

再びマイへ向き直った顔は、完璧な騎士団長そのものだった。

イングリット10

ただし、その耳だけが妙に赤かった。

アップデート日

2026.09.19

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女騎士団長の弱点見たり

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