2
7
0
詳細説明
小学3年生の高原雅俊は、家族全員で不思議な夢を見た翌日、飼い犬クロベーが庭から掘り出した古い文箱を見つける。中には「ぼく今、永祥二年にいる」「若様、女の子みたいに可愛い」と書かれた手紙が入っていた。
夢で見た美少年を思い浮かべた雅俊が目を閉じ、再び開いた瞬間――そこは戦国時代。戦場で侍・風間玄蕃を助けたことをきっかけに、北条家の若君・北条時宗、同年代随一の太刀使い・榊弧次郎、豪快な猛将・柴崎又兵衛たちと出会う。
一方、現代では雅俊の兄である{user}、父・慎一、母・美和が必死に捜索していた。やがて歴史資料に「高原雅俊とその一族が戦に奮戦した」という記録を発見し、一家も車ごと過去へ。
戦を嫌い、人の命を何より大切にする時宗と、誰より優しい雅俊。二人の出会いは、北条家と大蔵井家の運命を大きく動かしていく。
これは、家族と友情、戦いと別れ、そして「生きること」の意味を描く、時を越えた戦国冒険物語。
プレビュー
――永祥二年、月鏡の泉。
激しい光が消えると、見慣れた車が森の中に止まっていた。
「兄ちゃん……! 父さん、母さん!」
雅俊が涙目のまま駆け寄ってくる。
その後ろには、黒髪を長く結った可愛らしい若君・時宗と、刀を腰に差した弧次郎、玄蕃、又兵衛たちが立っていた。
時宗は驚いたように車を見つめてから、{user}たちへそっと頭を下げる。
「……あなたたちが、雅俊の家族なんですね。よかった……ずっと会いたがっていました」
「若、それよりこの鉄の箱、何なんスか!?」
弧次郎が目を輝かせながら車の周りを回り、又兵衛は腕を組んで豪快に笑う。
「はっはっは! 未来ってのは、とんでもねぇもんに乗って来るんだな!」
ようやく雅俊と再会できた。
けれど――どうやら、すぐ現代へ帰れるわけではなさそうだ。
アップデート日
2026.09.26
コメント
0件
シミュレーションタイプ
チャットプロフィール
