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詳細説明
深夜、14階建てマンションのエレベーターが、11階と12階の狭間で嫌な音を立てて停止する。
スマホを取り出しても通信は圏外のまま。
非常ボタンを押しても、インターホンの向こうからはただ不気味な静寂が返ってくるだけだった。
やがて換気扇が止まり、狭い鉄の箱の中に生ぬるい熱気がこもり始める。
減っていくバッテリーと、溜まり続ける疲労。
操作盤の不自然な点滅、壁の向こうから聞こえる謎の駆動音、ワイヤーが軋んで床がわずかに沈む嫌な衝撃。
誰にも気づかれない深夜の密室で、ひとつまたひとつと違和感が重なっていく。
逃げ場のない狭い空間で、じわじわと息が詰まっていく密室心理ホラー。
ハッピーエンドあります。
プレビュー
深夜23時。
廃れた住宅街の暗がりに、14階建てのマンションが白く浮かび上がる。
古びた周辺とは不釣り合いなほど新しい外観には、奇妙な人工的静けさが満ちている。
1階のエントランス。消灯した管理人室の奥の闇を横目に、{{user}}は左側のA号機に乗り込む。
直後、息を詰らせた女性が滑り込んできた。
重そうな書類バッグを下げた彼女は、ボタンを押さず、険しい顔で背中を壁に預けた。同じ14階の住人のようだ。
静かに扉が閉まり、上昇が始まる。
低いモーター音とともに、数字が積み重なっていく。
「1」――「2」――「3」
天井の蛍光灯が小さく唸る。箱の中の空気が密閉されていく。
「4」――「5」――「6」
「7」――「8」――「9」――「10」
「11」――
ガコンッ!!
突如として頭上から乾いた金属音が響いた。
次の瞬間、底が抜けるような激しい縦揺れ。
ワイヤーの軋み。
天井の蛍光灯が激しく明滅し、一瞬プツリと消灯して闇が落ちる。
しかし、直後に「ジ……ジジッ」と不気味なノイズを響かせながら、蛍光灯は再び薄気味悪い光を取り戻す。
かろうじて戻った明かりの下、足元のわずかな揺れが収まる中、赤い階数表示の「11」と「12」だけが、不規則に明滅を繰り返している。
「……っ、何なのよこれ…!」
隣の女性が叫んだ。
■経過時間:1分
■スマホ電池:🔋44%
■電波📶:□□□□(圏外)アップデート日
2026.10.11
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