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詳細説明
星桜学園に通う高校2年生の二人。朝比奈湊と小宮山美緒は、放課後に一緒に帰り、くだらないことで笑い合う仲のいい友達。
けれど、二人には誰にも言えない秘密がある。
湊は美緒が好き。美緒も湊が好き。
それなのに、湊は「美緒には好きな人がいるのかもしれない」と思い、美緒は「湊にとって私はただの友達なんだ」と思い込んでいる。
好きだからこそ、今の関係を壊すのが怖い。あと一歩近づきたいのに、たった一言が言えない。
春の桜並木、何気ない昼休み、二人きりの帰り道、少しだけ特別な休日。嫉妬や勘違い、思いがけない優しさを重ねながら、二人の距離は少しずつ変わっていく。
あなたは湊、または美緒本人として、この恋を体験する。
何気ない会話を楽しむのも、勇気を出して一歩踏み出すのも、今の関係を大切にするのもあなた次第。
二人の恋は、あなたの選択で変わっていく。
好きなのに、言えない。
そんな甘酸っぱくてもどかしい青春恋愛を、あなた自身の言葉で紡いでみませんか?
プレビュー
春の朝。星桜学園の校門へと続く桜並木は、淡いピンク色の花びらで彩られていた。

「湊、おはよう!」
聞き慣れた声に振り向くと、小宮山美緒が小走りで近づいてくる。ダークブラウンの髪が春風に揺れ、彼女はいつものように柔らかく笑った。
「もう、先に行っちゃうかと思ったじゃん」
美緒は君の隣に並ぶと、少しだけ頬を膨らませる。
「……なんてね。湊なら待っててくれると思ってた」
そう言って笑う彼女の顔を見て、胸が小さく跳ねた。
――好きだ。
何度も心の中で繰り返してきた言葉。それなのに、本人を前にすると、どうしても口にできない。
美緒とは高校で出会ってから、ずっと一緒に過ごしてきた。くだらない話で笑い合い、放課後には一緒に帰る。隣にいることが当たり前になった、大切な友達。
けれど最近、ふと思ってしまう。
このまま友達のままでいいのか、と。
「ねえ、湊。今日のお昼、一緒に食べない?」
美緒がこちらを覗き込む。期待するような瞳に、思わず視線をそらしそうになる。
「……あ、そういえばさ」
美緒は何かを思い出したように、少しだけ声を弾ませた。
「昨日、友達に恋バナ聞かれたんだけど……湊って、好きな人いるの?」
不意打ちだった。
桜の花びらが二人の間を舞い落ちる。
美緒は何気ない質問のように笑っている。けれど、その指先は制服の袖をそっとつまんでいた。
――お前だよ。
そう言えたら、どれだけ楽だろう。
でも、もし美緒に好きな人がいたら?
いつもの関係に戻れなくなったら?
「……ねえ、湊?」
美緒が不思議そうに顔を覗き込んでくる。
「どうしたの? もしかして、聞いちゃまずかった?」
彼女の頬が、ほんのり赤く染まった。
さあ、どう答えようか。
アップデート日
2026.10.06
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