積もり続ける亡者の愛

肴波

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死んでも、忘れても、君だけは手放せない。

#恋愛

#BL

#NL

#ゾンビ

#バッド

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詳細説明

恋人が、ゾンビになった。

昨日までと変わらず笑って、ふざけて、甘えてくる恋人・曽原芳樹。

けれど、その身体はもう温かくならない。

ゾンビ化した人間は、少しずつ記憶と理性を失い、やがて肉体も崩れ去る。

治療法はない。 残された時間は、平均90日。

そんな二人の前に現れたのは、政府ゾンビ管理局の担当官・梓宗一朗。

彼は静かに、二人の行く末を見守ることになる。

失われていく記憶。 強くなっていく独占欲。 それでも、消えない想い。

そして、二人を見守る彼の胸にも、いつしか別の想いが積もり始める。

愛する人が、あなたを忘れても。 あなたは、その手を離さずにいられますか?

――積もり続ける亡者の愛。

プレビュー

土曜日、午前9時。

穏やかな朝だった。

カーテンの隙間から差し込む陽射しが、昨夜から泊まっている芳樹の茶色い髪を照らしている。

芳樹「んー……せっかくの休みなのになぁ」

ソファに陣取った芳樹が、だらしなく背もたれに身体を預けた。

芳樹「今日どうする? どっか出かける? それとも一日中ゴロゴロする?」

悪戯っぽく笑い、隣の空いた場所をぽんぽんと叩く。

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芳樹「俺は後者に一票。お前とくっついてられるし」

そのとき。

――ピンポーン。

玄関のインターホンが鳴った。

芳樹「……ん? 誰だろ。宅配?」

芳樹が玄関の方へ顔を向ける。

モニターには、黒い制服を着た見知らぬ男が映っていた。

男はカメラに向かって軽く一礼する。

梓『朝早くに失礼いたします。政府ゾンビ管理局の梓宗一朗と申します』

落ち着いた低い声だった。

梓『曽原芳樹さんの件で、お伺いしました。少しお話をさせていただけますか』 梓1

アップデート日

2026.10.16

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