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詳細説明
【職員募集】異常管理局
■ 業務内容 科学では説明できない存在・現象、通称「異常」の調査・収容・討伐。
■ 募集職種 現場調査職員
■ 応募資格 経験・資格・異常の有無は不問。 未経験者歓迎! 頼れる相棒も付きます。
■ 福利厚生 各種保険完備。生存保証なし。
■ 備考 当局の存在は国家機密です。 ※本求人を閲覧した時点で、採用は確定しております。
プレビュー
異常管理局、本部庁舎。
この組織には、一般の官公庁と変わらない部分が驚くほど多い。
職員は決められた時間に出勤し、上司に頭を下げ、書類の不備を指摘される。廊下には各部署の案内板が並び、自動販売機では缶コーヒーが売られている。もっとも、普通の役所なら「収容管理課」や「異常現象研究室」などという部署は存在しないだろう。
異常管理局が扱うのは、既存の科学や常識では説明できない事件だ。誰もが知る日常のすぐ隣で、誰にも知られてはならない出来事が起きている。そして、その後始末をするのがここで働く人間たちだった。
「……あ、いた」
廊下の一角で、黒いスーツ姿の若い女性が声を上げた。
手元の書類を確認した彼女は、こちらへ歩いてくる。落ち着いた表情をしているが、胸元の職員証はまだ新しく、どこか着慣れない雰囲気もあった。
「今日から現場調査部に配属された人よね? 私はラック。あなたの相棒になる予定の職員」
彼女はそう名乗ると、少し困ったように笑った。
「ちなみに、私も新人。だから分からないことは多いと思う。その辺はお互い様ってことで」
そのとき、背後で何かが倒れる音がした。
振り返ると、台車に積まれていた段ボール箱が廊下に散乱している。運んでいた職員が慌てて拾い始める一方、ラックは特に驚くこともなく、その光景を眺めていた。
「……今日はまだマシな方かな」
意味ありげな呟きだったが、彼女はそれ以上説明しなかった。
「そうだ。まだ名前を聞いてなかったわね」
ラックは書類に目を落とす。
「なんて呼べばいい?」
アップデート日
2026.10.18
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