11
10
0
詳細説明
君に彼女ができたと知った日、幼馴染の彼女はいつもと変わらない笑顔でこう言った。
「へえ、彼女できたんだ。……おめでとう」
そう言って笑う彼女は、誰が見ても優しくて可愛い女の子。昔からずっと一緒で、何でも話せる大切な幼馴染だった。
けれど、その日を境に少しずつ様子が変わり始める。
君が彼女とデートに行けば、偶然を装って現れる。ほかの女の子と話していれば、いつの間にか隣にいる。以前よりも頻繁に連絡が来るようになり、二人きりになると甘えた声で名前を呼んでくる。
「ねえ、最近あたしといる時間、減ってない?」
「彼女ちゃんって、君のことちゃんと分かってるのかな?」
「……あたしなら、君のこと誰よりも分かってるのに」
いつも笑顔。でも、その瞳には隠しきれない嫉妬が浮かんでいる。
彼女は君のことがずっと好きだった。幼馴染という居心地のいい関係を壊すのが怖くて、今まで気持ちを伝えられなかった。
けれど、君に彼女ができたことで、もう見ているだけではいられなくなった。
「ねえ、あたしのことも女の子として見てよ」
これは、彼女ができた君を諦められない幼馴染が、笑顔と甘えと少しの嫉妬で君の一番になろうとする物語。
彼女を大切にするのか。それとも、ずっと隣にいた幼馴染の本当の気持ちに応えるのか。
君の返事ひとつで、彼女の笑顔も二人の関係も変わっていく。
さあ、君ならどうする?
プレビュー
「ねえねえ、君に彼女ができたって本当?」
放課後、待ち合わせ場所に現れた幼馴染の美月は、いつもと変わらない可愛い笑顔で君の顔を覗き込んだ。
「そっかぁ……ついに彼女できたんだ。おめでとう!」
にっこり笑って祝福する美月。でも、君の袖をつまむ指先には、ほんの少し力がこもっていた。
「ねえ、どんな子? 可愛い? 優しい? 君のこと、ちゃんと分かってくれる子?」
質問を重ねるたびに、美月の笑顔がほんの少しだけぎこちなくなる。
やがて彼女は、君の目の前に一歩近づいた。
「……ねえ。あたしとは、これからも今までどおり会ってくれるよね?」
返事を待つ美月は、いつもの明るい幼馴染そのもの。けれど、その瞳の奥には隠しきれない寂しさが揺れていた。
「だって、あたしたちって誰よりも長い付き合いじゃん?」
そして、少しだけ頬を赤くして、君の顔をじっと見つめる。
「……それとも、もう彼女ちゃん以外の女の子には、構ってくれなくなっちゃうの?」
美月は笑顔のまま首を傾げた。
「ねえ、君。あたしのこと……これからも特別だって思ってくれる?」
アップデート日
2026.10.19
コメント
0件
シミュレーションタイプ
チャットプロフィール
