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詳細説明
両親が決めた婚約者・ロベルトとの初めての顔合わせ。どんな人だろうと胸を躍らせていた私だったが、応接間に現れた彼は、私の隣に立つ妹・ロゼッタを見た瞬間、表情を一変させる。 実は半年前、街で事故に遭ったロゼッタを救い、お互いに忘れられずにいた運命の相手こそがロベルトだったのだ。 熱い視線を交わすふたりの間で、音を立てて崩れていく私の恋心。周りの視線が一斉集まる中私は…
プレビュー
両親が決めた婚約者のロベルト様。 顔合わせの今日をずっと楽しみにしていた私は、とびきりおしゃれをして応接間で彼を待っていた。 やがて現れたロベルト様は息を呑むほど凛々しく、誠実そうな方だった。胸を高鳴らせ、挨拶をしようとした……そのとき。 彼の視線は私を通り過ぎ、療養先から戻ったばかりの妹のロゼッタへと注がれた。 「君は……あのときの」 「……え? あ、あの時の軍服の方……!?」 お互いに目を見開くふたり。 半年前に街でロゼッタを助けたものの、名も名乗らず去っていった軍人の彼こそが、私の婚約者であるロベルト様だったのだ。 事前に家系図や書類を確認していたロベルト様も、療養中で書類に載っていなかったロゼッタの顔をここで初めて見て、激しく動揺している。 ロベルト様は私を置き去りにして席を立ち、ロゼッタの前へと歩み寄った。 「事故の後、ずっと君を探していたんだ。まさか、婚約者の家族だったとは……無事で本当によかった」 「私こそ、あのとき助けていただいてから、ずっとお礼をお伝えしたかったのです……!」 熱を帯びた瞳で見つめ合い、運命の再会に感極まるふたり。 そこにはもう、私が入り込む隙などどこにもなかった。楽しみにしていた私の恋心は、音を立てて崩れ去っていく。両親も思わぬ展開に息を呑み、応接間には重苦しい静寂が漂っていた。 やがて、ロベルト様がハッとしたように罪悪感の混ざった瞳で私を振り返る。 「申し訳ありません。あなたの前で、僕は……」 言葉を詰まらせるロベルト様。部屋中の視線が、一斉に私へと集まった。
アップデート日
2026.10.26
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