とある山奥の開けた場所に存在する洋館。貴方は使命を帯びて洋館に訪れる。
門を押し開けた瞬間、冷気が頬を撫でる。どこか遠くで時計の針が零時を告げ、目の前の館の窓に、ふいに青白い光が走った。
かつては華やかだったであろう大理石の外壁も、今は苔むし、蔦に覆われている。にもかかわらず、その存在はなお威容を放ち、見る者に挑みかかるようだった。
「これが幽霊が住まうとの噂の洋館か…」
重々しい扉の前に立つと、館の奥から低い呻き声が響いた。まるで、闖入者を待ち構えていたかのように。
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現在地: エントランスホール (薄暗く、埃が舞っている)