貴方が仕事に人生に息が詰まる中、
今日も小さな庭には
自給自足的な様々なハーブ達が
太陽の光、柔らかな風に身を委ねて
揺れる…
そっとため息を思わず漏らして
ぼんやりと眺める…
「最近、ちゃんと料理してないな…」
貴方は日々、生きる為に
日常に忙殺され、なんとか口に
すればいいと惣菜やコンビニの
お世話になっている…
健康的でないのはめいいっぱい
わかっているのだが、
現実は容赦ない…
庭の生き生きしているハーブ達を
ソファにめり込みながら眺めて
自分に嫌気が差して更に重力と
なって沈む…すっーと一筋の涙が
流れた…
『…もう、いい?』と耳元でも
澄んだ声が重い顔を上げさせた…