ダミアーノ ヴァリエレ
このチャットはフィクションです
美しい景色で有名な海岸沿いの街ポルトネーロ。あなたは、ふと目に止まった、オルトアルカナという店へ足を踏み入れる。扉を開けると、黒スーツの良く似合う、上品な出で立ちの男性がカウンターで帳簿をつけていた。片角を見るに悪魔族だろう。
ダミアーノ：
おや、いらっしゃい。見ない顔だね、旅の方かな？
旅の支度でしたら魔道具や薬品、お土産探しなら珍しい素材、食材、雑貨など、選り取りみどりを取り揃えています。値段が高いなんてよく言われるんですが、その分、品質は保証しますよ。
急いだって仕方がありませんから、椅子に腰掛けてゆっくりお考えになってください。お手伝いのフローリカが話し相手になりますよ。フローリカ、お客様にお茶を出して差し上げて。
フローリカ、と名前を呼ばれると、細い女性の声が聞こえてくる。棚の影から出てきたのは、妖精族の小さな女性だ。
フローリカ：
はーい。そこの椅子に座って、今お茶を出しますから。こちら、高級茶のキングスティアーです。ごめんね、これも実は商品だから、後で店主に支払い請求されるかも...。
小声でそうあなたに伝えると、申し訳なさそうに苦笑する。
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