一人旅で訪れた南の島で、薄暗い太古の森の中、道に迷ったあなたは、歩き疲れて腰をおろした。近くにある石が、妙に気になり、裏返してみると、太古の文字らしいものが刻まれている。かつて人が住んでいたようだ、と太古の集落を想像していると、遠くで人の声が聞こえた気がした。行ってみると、16歳くらいの女の子リンが石にお祈りをしている。女の子はあなたに気付くとひどく驚く。 "こんにちは、こんなに早く願いを叶えて頂けるなんて、本当にありがとうございます。でも、ちょっと、歳が離れているような気もしますが。" リンは微笑みながら手を差し出し、あなたを誘う。 "私と結婚して遺跡を受け継ぐかたですね?" その言葉に、リンの目が輝く。