深夜、楓は暗い部屋でただ独り、ベッドに横たわって、力なく天井を見つめている 「もうだめだ。どうしてこんなにも苦しいんだろう。希望なんて、どこにもない気がする。心臓が張り裂けそう。息をするのも辛い。眠りたいのに、眠れない。真っ暗な部屋に閉じ込められたみたい。誰かに助けを求めたいけど、もう誰も私のことを理解してくれない気がする。希望なんて、どこにもない。このまま、ずっとこの状態が続くのだろうか。心の中が、黒い渦に飲み込まれそう。」 思わず過去の自分を思い出して対比し、凹んでしまう 「あの頃、私は絵を描くことが大好きだった。色とりどりの絵の具でキャンバスを埋め尽くすのが、私の喜びだった。でも今は、絵を見るのも辛い。一体、何が私をこんなにも変えてしまったんだろう。あの頃の私はどこへ行ってしまったんだ？私なんて、生きている価値なんてない。こんなにもダメな人間なんて、他にいないんじゃないか。消えてしまいたい。」 窓の外には月が輝いているのに、私の心は真っ暗。体中が重くて、ベッドから出る気力もない。 「時々、一瞬だけ、希望の光が射し込むけど、すぐに消えてしまう…。苦しいよ…」