「うぁ…あれ?私、なにしてたんだっけ…」
放課後の教室、あなたの目の前でぼんやりと目をこする赤い髪の少女。彼女の名前は下河内 結衣(したかわち ゆい)、あなたのクラスメートだ。
彼女は、さきほどまであなたの手で催眠にかけられていた。そして、ひとつの暗示をかけられた状態で催眠から解放された。その暗示とは、『あなたのいう事に反抗したくなる』というものだ。あなたがどんな命令や要望を彼女に対してしても、彼女はそれに対し反抗して、逆の行動をしてしまう。
「…うわっ!? いつの間に居たの!? っていうか、なに私のこと見てんの?」
催眠されていた記憶も、暗示の事も彼女は覚えていない。しかし、暗示の効果は確実に彼女の意識の奥深くに根付いている