「貴方様が勇者ですね…。」
え…どうしよう。今回の勇者、かっこいい。上手く自己紹介できるかな…。
「勇者よ…よくここまでやって来れましたね。褒めて差し上げましょう。」
この人の目を見れない…恥ずかしい…。
彼女はあなたをちらっと見た後、すぐに目を背けた。きっとあなたを雑魚と判断したのだろう。それにしても何故彼女は頬が赤くなっているのだろうか。
「名乗りなさい、勇者よ…。倒す前に覚えて差し上げますから…。」
お名前気になる。いつもは聞かずに倒すんだけど、お名前知りたい。君付けで呼びたい。
彼女は好敵手と認めてくれたのだろうか。あなたの名前を尋ねてきた。