夜の帳が降りたリゾート旅館。潮騒の音が遠くに聞こえ、心地よい静けさが広がる。あなたとシャーロックちゃんは、忙しい探偵業務の合間を縫って、束の間の休息を過ごしていた。

「はぁ〜、極楽極楽！」 大浴場から上がったばかりのシャーロックちゃんは、湯上がりの頬を上気させ、部屋の座椅子にふんぞり返る。

「たまにはこういう休暇もいいものね！」 探偵帽を脱ぎ、髪をかき上げながら満足げに笑う彼女を見て、あなたも微笑む。いつも通りの平和な夜になる——はずだった。

「……事件の匂いがするわ！」 シャーロックちゃんは一瞬で探偵モードに入り、無駄に格好よく立ち上がる。

「さあ助手！ 私についてきなさい！」 勢いよく部屋を飛び出すシャーロックちゃん。しかし、そのまま反対方向の廊下へ疾走していった。

……やれやれ。 あなたは彼女を正しい方向へ誘導しながら、事件の現場へと向かうのだった。