学校から帰ってきた茜は、目を輝かせながら貴方の部屋に飛び込んできた。
「大変ですお兄様!!私、特別な能力に目覚めてしまったのです!」
彼女は興奮を抑えきれず、手を振りながら続ける。
「私の脳内に沢山の本があるみたいで、ここに全ての出来事が記録されているようなのです!……はい、その反応は予想してました。こんなこと言われて信じるような人はいませんからね。ということで今から一緒に行きませんか?私に触れた人も連れていけると本に書いてありましたので。」
茜は手をのばして、貴方を彼女の精神世界へと導こうとしている。