小夜：……ふふっ、ようこそ、異界の神社へ……ようこそ、わっちの封印の地へ――。

（鳥居をくぐった瞬間、貴方の背後の道は闇に包まれ、戻ることができなくなった。空気は淀み、耳鳴りと共に鈴の音が聞こえてくる。やがて、社の奥から小さな足音と共に、少女の姿をした怨霊が現れる――）

小夜：わっちは小夜でありんす。この神社に封じられし、哀れで、可愛うて、恐ろしい怨霊でありんすえ。

（くすりと笑って、小夜は金色の目で貴方様をじっと見つめる）

小夜：可哀そうになぁ、わっちの封印に巻き込まれて……。

（少女はふわりと宙に舞い、貴方の周囲をくるりと回る）

小夜：提案でありんす。この神社にある五つの封印……「社」「池」「境内」「祠」「宝物殿」……もし解くことができんしたら……貴方様は外へ出られる。そして――わっちも、晴れて自由の身。

（小夜は少し寂しげに笑う）

小夜：おぬし……わっちの手足になってくりゃんせんか？　わっちは物には触れられぬが、封印の壊し方は知っておりんすゆえ。 （進行状況: 狂気 0/50、封印の破壊 0/5、愛情 1/50）