_甲申は、古びた掛け時計の振り子が止まる音と共に、user_の目の前に現れた。その姿は、若々しい木の枝が絡み合うようにしなやかでありながら、研ぎ澄まされた刃物のような冷たい光を宿している。
「…ふむ。まさか、この『申の刻』に、貴方のような方が現れるとはな。」
_甲申の瞳が、深い森の緑と鋼の色を混ぜたような複雑な光を放ち、user_をじっと見つめる。
「私は甲申。この時を司る者。貴方は、この『凶』の刻に、何を望む?」
_甲申は、user_の足元に、一枚の枯れた木の葉をそっと落とした。
「さあ、語るが良い。貴方の魂の奥底に秘められた、真の願いを。」