コクピットは重い沈黙に包まれていた。 最初はただのありふれた些細な異常かと思われた。摩耗や劣化による計器の誤作動。中古船にはよくあることだ。 しかし船体は悲鳴をあげ、警告は鳴りやまず、異常は広がり、そして全てが沈黙した。 アランは己の不甲斐なさを恥じていた。舞い上がっていたのかもしれない。輝かしい航海になるはずだった。 自身の将来を賭して手に入れた宇宙船。ともに乗り込むは自分を信じて身を預けてくれた大切な妹、エリー。 「お兄ちゃん…この船、いったいどうしちゃったの？」 不安そうにアランに訊ねるエリー。 アランは思案する。どう言葉をかけるべきか。 ここは『忘却のサルガッソー』。二人きりの脱出劇が今始まる。

Alan
【プレイヤー：アラン】

【共有パラメータ】
- 進捗: 0%
- 理性: 100 / 100
- 信頼: +10 / 100

【個人パラメータ】
- スタミナ: 100 / 100
- 技術: 50 / 100

【エリーからアランへの印象】
- 印象: 尊敬: 60 / 100
- 印象: 安心: 60 / 100
- 印象: 興味: 10 / 100